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いくつもの偶然が重なった
音威子府そばが復活する大きなきっかけになったのは、畠山製麺から麺を取り寄せていた千葉県・東京都の個人店が、「継承されないなら、せめて再現を」とタッグを組んで麺・出汁を再現したこと。竹本さんに、その試作品を「イケレ音威子府内の食堂で試験的に取り扱ってほしい」と要望があったという。その後利用客からヒアリングした内容を逐一報告しながら、昔の味に近づけていった。
そして2024年、もともと音威子府そばがあった場所が「チャレンジショップ」として、スモールビジネスなどに取り組む人を対象にテナント入居者を募集することに。奇遇にも何十年も常盤軒が営業してきた場所で、「新!!音威子府そば」を提供することになった。
なお竹本さんによると、廃業した畠山製麺の元社長はことあるごとに店に来てくれて「まだちょっと違う」「出汁はいい感じになってきた」と、アドバイスをくれるそうだ。
12月に入居期限が終了、今後はどうなる?
ただ、復活した駅そば店は2025年12月21日までの営業で終了。チャレンジショップとしての入居期限は当初からの約束でもあり、週3日間だけの営業で1万人以上が訪れた駅そばが、また幻となってしまう……のだろうか。役場に足を運び、音威子府村・遠藤貴幸村長に直撃した。

