――退学になってどうしたのでしょう?
カンナム 日本に戻って、高校3年生の最後の6カ月くらいは横浜のインターナショナルスクールに通うことになったんです。世界中の学校から色々な事情を抱える子たちが集まる場所で、全校生徒は12人だけ。その時に彼らと意気投合しちゃって、今でも一番仲がいいです。音楽を教えてくれたのも芸能界に入るきっかけをくれたのもその仲間ですね。
「体重が90キロくらいあったので『太りすぎだよ』と言われて」
――どんなきっかけがあったんですか?
カンナム 彼らは横浜の子たちだったのでサザンオールスターズ好きが多くて、いつもずっとサザンをかけていたので僕もすぐに好きになりました。その中に1人、歌手として活動してるアメリカ人の子がいて、一緒にカラオケに行った時に「歌、うまいじゃん!」って言われたんですよ。それで「オーディションがあるから受けなよ」と誘われたので、5000人くらい参加する大きなオーディションを受けました。
――何のトレーニングもしていない状態ですよね。結果は?
カンナム それが2位だったんです。でも1位だけが合格なので、僕は落ちました。その頃は体重が90キロくらいあったので、審査員だった社長に「太りすぎだよ」と言われて。今思えば90キロで2位になれたのは我ながら奇跡的だったと思いますけどね(笑)。
――落選とはいえ、2位だと可能性は感じますよね。
カンナム それで自分に腹が立っちゃって、ダイエットに没頭しました。1日1食で、朝ごはんだけ。そのかわりステーキや炭水化物など、食べたいものをたくさん食べて。2回ほど目眩がして倒れましたが、4カ月かけて92キロから59キロまで痩せたんですよ。
――その減量は急ですね。
カンナム 自分で言うのもなんですが、痩せたら、すごいイケメンになったんですよ(笑)。今とはもう比べ物にならないくらい。道を歩いていたら、みんなが電話番号をくれるぐらいにかっこよかった。
ある日、道でオーディションにいたスタッフとすれ違ったので話しかけたんです。「覚えてますか?」って。そしたら「誰ですか?」と聞くから「あの時の僕です」って言ったら、話がどんどん進んでいって、社長から「戻ってこい」と電話がかかってきました。それでデビューしたんです。

