『ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ』販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ

【ジェームズ・キャグニー出演DVD ベスト3】
 

民衆の敵(1931)
監督=ウィリアム・ウェルマン。共演=ジーン・ハーロウ、エディ・ウッズ、メイ・クラーク。
舞台は禁酒法時代のシカゴ。冷酷な性格で町のチンピラからギャングのボスに成り上がった男の栄光と没落が描かれる。キャグニーはこの映画でビッグネームになった。クラークの顔にグレープフルーツを押しつける有名な場面も迫力だが、もっと凄い場面が終盤に用意されている。発想の突飛さに驚かされるが、そのアイディアを体現したキャグニーの役者根性が強烈だ。
 

彼奴は顔役だ!(1939)
監督=ラオール・ウォルシュ。共演=ハンフリー・ボ
ガート、ジェフリー・リン、グラディス・ジョージ。
第一次世界大戦に応召した兵士三人が、復員後の社会で数奇な運命にあやつられる。キャグニーはタクシーの運転手として働いていたが、ふとしたきっかけで禁酒法に乗じて暗黒街で成り上がる。だが、つぎに襲ってきたのは大恐慌の荒波だった。キャグニーのきびきびとした演技が、ウォルシュのタイトな演出とよく合っている。この時代のボギーはもちろん悪役。
 

ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ(1942)
監督=マイケル・カーティス。共演=ウォルター・ヒューストン、ジョーン・レスリー、アイリーン・マニング。
ブロードウェイの大プロデューサー(作曲家と役者も兼ねていた)だったジョージ・M・コーハンが生涯を回顧する映画。ソング・アンド・ダンス・マンを自認していたキャグニーにはうってつけの役柄。実際は歌手としてもダンサーとしてもそれほどのレベルではなかったといわれるが、持ち前の演技力はやはり抜群。アカカデミー主演男優賞を獲得したのも納得がいく。

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