1999年11月13日の昼頃。名古屋市西区稲生町のアパートに住む主婦・高羽奈美子さん(当時32)が、何者かによって殺害された「名古屋主婦殺害事件」。

 犯人は奈美子さんともみ合った際に手を怪我したと見られ、現場には血痕も残されていた。しかし、捜査は難航。捜査は続けられていたものの、いつしか“未解決事件”と呼ばれるようになっていた。

 四半世紀を過ぎた2025年10月31日、殺人容疑で突如逮捕されたのは、奈美子さんの夫・悟さんの高校時代の同級生・安福久美子(69)だった。

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高校時代の安福久美子容疑者(高校の卒業アルバムより。同級生提供)

姿を消していた夫への接触に成功

 その日以来、名古屋市港区にある彼女の自宅には、報道陣が連日張り付くようになった。ところが、

「彼女の自宅はすべての窓の雨戸が閉められ、人の出入りがまったくなくなった。夜になっても電気が点かないので、一緒に住んでいた旦那さんは、どこか別の場所に避難しているのでしょう」(近隣住民)

 インターホンには薄緑色の養生テープが貼られ、それまで購読していた中日新聞の配達もストップ。報道陣は、安福宅から次第に退いていった。

犯行現場となったアパート ©時事通信社

 そうした中、「週刊文春」記者は安福と長らく生活を共にしてきた夫に接触することに成功した。逮捕から45日後、12月15日のことだった。

――奥さんが起こした事件のこと、昔から知っていたんじゃないでしょうか?

 返ってきた答えとは? この続きでは、夫との一問一答、安福の手の怪我や空白の26年間にまつわる重要人物たちの証言など、総力取材の結果を報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」および12月25日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる。

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