グラビアの現場では危ないシーンも?
――当時の写真には、縄で縛られているシチュエーションもありました。そのときはどんなお気持ちでしたか?
インリン 今振り返ると、自分でも「なぜ縛られていたんだろう」と不思議に思います(笑)。もちろん楽しく取り組んでいたんですけど、縛られている最中は嫌な気持ちですよ。太いロープで全身を縛られて、体のどこかがかゆくなっても、手も足も動かせないし。
でも、その不自由さがあったからこそ、いい具合に攻撃的な目線ができたりとか、何か訴えかけるものが出せていたのかなって思います。
――なかなか過激なシチュエーションなのかなと思うのですが、危ない目にあったりはしませんでしたか。
インリン 縛師さんっていうプロの方がいるんですよ。変な縛り方をすると血管が圧迫されて、命を落とす危険があるらしくて。芸術としての美しさを追求しながら、安全面に注意した縛り方をしてくれていました。
だから、撮影中にも「深い世界だな……」と思っていたんですけど、ふと鏡に映る自分の姿を見て、我に返って一瞬笑いそうになることもあって(笑)。でも、みんな真剣だし、私もちゃんとやらなきゃと思って集中していました。
カメラマンさんも熱心な方が多かったし、グラビアの現場では皆さんにとてもよくしていただいたと思います。
テレビ番組Pからセクハラ被害に
――ところで、昨年放送された「AbemaTV」のインタビュー番組で、テレビ番組のプロデューサーからセクハラを受けたことをお話しされていました。このタイミングでお話しされたのは、何か理由があったのでしょうか。
インリン あえてどこかで暴露しようと考えていたわけでは全然なくて、収録前に質問リストをいただいて「そういえばこんなことがあったな……」と思い出したエピソードの一つでした。でも、番組が配信されたら思いのほか反響があって、自分としてもびっくりしています。
――その人が権力のある立場だったこともあって、我慢を重ねていたそうですね。

