2025年9月、デジタル写真集『BACK TO THE M』(小学館)を発売し、49歳でグラビア界への復帰を果たしたインリンさん。現在は生まれ故郷の台湾で、3児の母として家事や育児に追われる多忙な日々を過ごしています。
代名詞といえる「M字開脚」でグラビア界に革命を巻き起こした2000年代――。当時の撮影の舞台裏から、セクハラ被害を受けた衝撃の過去まで、インリンさんに“今だから明かせる秘話”を伺いました。(全2回の1回目/つづきを読む)
◆◆◆
「どうやって着るんですか?」過激な衣装を渡されて…
――当時はMEGUMIさんや小倉優子さん、ほしのあきさんといったスターが次々と現れたグラビア黄金時代。そんな中、インリンさんは独特な世界観を醸し出していました。ご自身の中ではどのようなビジョンやイメージで撮影に臨んでいましたか?
インリン 当初は男性向けの写真を狙ったわけではなくて、女性の自立や強さをイメージしていました。衣装は黒とかボンデージが多かったかな。
周りのグラビアアイドルの方々は、南の島で撮影している人もいて、明るく爽やかな雰囲気の写真が主流でした。でも、私は廃墟とか薄暗い場所での撮影が多くて。
表情も笑顔というよりは、相手に挑むような目線とか。周りの方とはちょっと路線が違いましたね。
――布地が引き裂かれていたり、そもそも面積が小さかったり、過激なデザインの衣装も着ていました。
インリン その日の衣装を渡されても、どちらが前なのか後ろなのかさえわからない服もあって。「これ、どうやって着るんですか……?」とよく戸惑っていましたね(笑)。
それでも、現場のみなさんからの「これはインリンさんしか着られない!」「インリンさんのために作ってきました!」という熱意がすごくて。「私も頑張らなきゃ!」と思って気合いを入れていました。
みなさんの期待に応えたくて、海外のグラビアやビデオを借りて研究したこともありました。一生懸命だったと思います。

