「東京の大学以外でもかまわない」父の柔軟な考え

 数年前、当時高校生だった悠仁さまが「東京大学に進むのではないか」と世間で騒がれていた頃のことだった。秋篠宮さまは親しい関係者に次のように話していたという。

「東京の大学以外でもかまわない。宮邸からの通学が難しければ、下宿暮らしをしてもいいではないか」

 さらに、悠仁さまが希望すれば、海外留学の可能性もあったらしい。昨年4月、悠仁さまは、茨城県つくば市にある筑波大学生命環境学群生物学類に入学し、東京・元赤坂の秋篠宮邸からの通学も続けているという。

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2025年9月6日、悠仁さま19歳のお誕生日に際して公開されたお写真。筑波大のキャンパスでは自転車で移動することもあると明かされた 宮内庁提供

 今月9日には、新春恒例の講書始の儀に初めて出席している。皇族数が減り、特に男性皇族が少ない今、皇位継承順位2位の悠仁さまの存在は大きい。大学時代は学業を優先させるとはいえ、天皇陛下や秋篠宮さまの次世代の皇室を担う悠仁さまの将来を考えると、学業と調整しながら積極的に公的な活動にも取り組んでもらいたいと思う。多くの国民もまた、それを願っていることだろう。こうした意味でも、東京から通学可能な筑波大学に入学したことは、一つの正解だったのではなかろうか。

2026年、新年にあたり公開された秋篠宮ご一家のお写真 宮内庁提供

 小学校6年生の悠仁さまがお忍びで祖父の誕生日の一般参賀を訪れたと、先ほど紹介したが、「生きた帝王教育」とはまさにこのことである。こうした体験を迷わずに許すところが秋篠宮さまの真骨頂であると、常々筆者は考えている。参賀者の人波にもみくちゃにされながら悠仁さまは、周囲の人たちから皇室に対する生の声を直接、聴くなど、多くのものをつかみ取った。これからも国民に教えられ、育てられ、悠仁さまはより大きく成長するに違いない。

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