筆者が見た悠仁さま一般参賀デビューの瞬間

 1月2日朝、悠仁さまの一般参賀デビューをこの目で確かめたいと、筆者は皇居を訪れた。皇居前の広場に到着すると、人、人、人、見渡す限り参賀者たちが列を作っている。手荷物と身体チェックを済ませ、列に並んだ。午前10時40分ごろ、筆者たちの列がやっと動き出した。大勢の参賀者たちに揉まれながら、皇居正門を抜け参賀会場に到着し、筆者はベランダ中央付近の最後部で見ることにした。

 午前11時ごろ、天皇ご一家や秋篠宮ご一家らがベランダに姿を見せた。「どこどこ?」「右から3番目よね」。40代くらいの女性は、同行の男性に悠仁さまの立ち位置を盛んに確認していた。悠仁さまは向かって右から3番目に立ち、隣にいる佳子さまと時々言葉を交わしながら、にこやかに手を振っている。初めての参加なのに、悠仁さまは実に堂々としていた。どうしてなのか? それには深い理由がある。

7年前、「平成最多8万2850人」が集まる場で起きていたこと

「誕生日にあたり、大勢の皆さんからこのように祝意を受けることを、まことにうれしく思います」

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 話は、7年ほど前にさかのぼる。2018年12月23日、上皇さま(当時は天皇陛下)の85歳の誕生日を祝う一般参賀が皇居で行われ、上皇さまは、前述したように、力強くあいさつした。翌2019年4月30日に、天皇陛下の退位を控えていた。「平成」の最後となる天皇誕生日とあって、参賀者は平成最多の8万2850人にのぼった。

上皇さま(当時は天皇陛下)と美智子さま(2019年撮影) ©JMPA

 宮殿のベランダには、上皇ご夫妻や天皇、皇后両陛下(当時は皇太子ご夫妻)、それに、秋篠宮ご夫妻と結婚前の小室眞子さん、佳子さま姉妹が並び、参賀者たちに手を振った。

「お誕生日、おめでとうございます」「天皇陛下、ありがとうございました」

 誕生日を祝福する大勢の人々は、長年国民と苦楽をともにしてきた、上皇ご夫妻への厚い感謝の思いと別れを惜しむ言葉を口にしていたが、実はこの人混みの中に、悠仁さまの姿があったのだ。