スタッフの「資さんうどん」詣がきっかけで誕生した「肉ごぼうそば」

 翌日、直ぐに試作してスタッフに食べてもらったところ、即メニュー化決定。10日後には発売となったというのだ。

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 そんな裏話を聞いたら即注文だ。到着は午前11時前だが行列ができている。相変わらずの人気である。メニューをみると、「かき揚げ」もあるし、「海鮮かき揚げ」も健在だ。カウンタ―に新商品「肉ごぼうそば」を発見した。しかも注文している人が多い。

新商品「肉ごぼうそば」を発見

 女将さんと店長さんに挨拶して、自分も「肉ごぼうそば」と「スパたく」(スパムと沢庵、マヨネーズ味のおにぎり)、「小ライス」を注文した。カウンターでしばし待つ。

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注文はこんな構成

 もちろんサービス出汁はそば猪口に注いである。

青森産の泥付きごぼうと上質な国産豚肩ロース肉を使用

 女将さんによると、ごぼうは青森産の泥付きごぼうを使っているとか。それを手切りしてカラッと揚げている。また、肉は上質な国産豚肩ロースをじっくりと出汁と返しで炊いているという。期待を膨らませながら3分程で完成品が登場した。

美しい「肉ごぼうそば」

 その出来栄えをみてテンションが上がる。かき揚げ状のごぼう天とややピンク色の豚ロース肉、わかめとねぎ、そして柚子の一片がのる。

 まずつゆをひとくち。おおっ。いつにも増して出汁の香りが立っている。すごく上等な味だ。返しとのバランスも絶妙。そしてそこに肉の旨味がオンしている。肉出汁とでもいえばいいのだろう。これは素敵すぎる。鯖節、昆布、椎茸が中心の「資さんうどん」のつゆとはもちろん違う。そばは細身だがコシもそこそこあり量も多い。ある意味大衆店そばの完成形といった雰囲気である。

 そして豚肉を食べてみた。ややピンク色をしたその肉はとても柔らかな炊き具合である。質の良い部位を使っているのがわかる。なお「資さんうどん」の肉は牛肉である。

「資さんうどん」両国店も訪問してみた
「資さんうどん」の名物メニュー「肉ごぼ天うどん」のごぼう3本、こちらも王道の味でうまい

「そば処あさひ」のごぼう天は細すぎず、太すぎずの食べやすいタイプで、「資さんうどん」の太めのタイプとはまったく違う方向性である。かき揚げになっていて、しかも食べやすい小さなかき揚げがいくつかのった構成。カリッとかじるとごぼうの良い香りが口中に広がる。そして肉のうまみと融合する。

 ごぼうと肉は相性が良いのだろう。九州の鯖節や昆布などの出汁と甘口醤油でも、関東の鰹出汁ときりっとした醤油でも相乗効果が生まれるように感じられた。