これを受け、CCRCは事件を再審査し、2025年5月13日の控訴裁判所で、3人の判事が「噛み跡の証拠の信頼性欠如と自白の強制性」を指摘しサリバンに無罪を言い渡した。

「38年間を無駄にしたが…」

 68歳でウェイクフィールド刑務所から釈放されたサリバンは出所直後、口に手を当てて泣きじゃくりながら「38年間を無駄にしたが、真実が明らかになって良かった」と語った。

 ただ、イギリスの法律では、英国史上最も長い冤罪の被害者となった彼が38年間、自由を奪われた補償金を請求したい場合は、「合理的な疑いの余地なく」無実であることを証明しなければならないそうだ。

ADVERTISEMENT

写真はイメージ ©getty

 2025年11月現在、ダイアンを殺害した犯人は見つかっておらず、事件は未解決のままである。

最初から記事を読む 「路上で見つかったのはボロボロの女性遺体」29歳の男性を逮捕したけれど…警察とマスコミの暴走で38年投獄された“獣と呼ばれた男”の悲劇(昭和61年・海外)