俳優の中谷美紀がきょう1月12日、50歳の誕生日を迎えた。この元日、毎年恒例のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサートのNHK・Eテレでの生中継では、現地在住の中谷が和装でゲスト出演した。彼女の夫でドイツ出身のヴィオラ奏者ティロ・フェヒナーはウィーン・フィルに在籍している。中継では、指揮者のヤニック・ネゼ=セガンが曲のあいまに世界平和への願いを捧げたことに中谷がすっかり感動し、涙ぐみながら感想を述べていたのが印象的だった。
当時42歳でビオラ奏者と結婚、1年のうち約半年は離れて生活
中谷は2018年に結婚して以来、オーストリアと日本のあいだを往復しながら活動を続けている。夫婦それぞれに仕事の拠点を持つため、1年のうち約半年間は離れて暮らす。しかし、夫とは常に一緒にいなくてもお互いに自立したうえでよい関係を築きたいという考えを共有しており、《その点で一致していなければ、たぶん結婚していなかったでしょう》と彼女は語る(『婦人公論』2021年2月24日号)。
夫には前のパートナーとのあいだに儲けた娘が一人おり、中谷がオーストリアの家にいるときは週に1~2回一緒にすごしているという。中谷は夫と当初英語で会話していたが、のちに彼の母国語でオーストリアの公用語でもあるドイツ語を習得すべく本格的に勉強するようになった。その理由の一つには、義理の娘の気持ちを理解し、円滑にコミュニケーションしたいとの思いがある。
もっとも、中谷がこれほどまでに生活を大切にするようになったのは結婚してからだ。それ以前の彼女は、生活を犠牲にしてまでも俳優という仕事に身を捧げるような人生を送ってきた。
ほどんど語られていない“デビューの経緯”
自分の生い立ちや芸能界入りの経緯について中谷はほとんど語っていない。デビュー当時に取材に応えた記事によれば、もともとは料理人になりたくて、高校に行くよう勧める周囲を押し切って調理師専門学校に進んだという(『毎日グラフ』1992年9月13日号)。芸能界に入ったきっかけはスカウトらしい。

