新年早々にお詫びをしなければならない。

 昨年末の当コラムで、日刊ゲンダイが書いた「チンピラ維新」という記事を紹介した。

各紙が維新の手口について調査

「連立離脱カードをチラつかせて自民を脅す」や「国保逃れ」などの様子についてゲンダイが維新を「チンピラ維新」と呼び始めた、と。この新聞読み比べコラムは思いのほか反響があった。

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日本維新の会の吉村洋文代表 ©時事通信社

 すると、である。日刊ゲンダイがその後、ほぼ毎日のように「チンピラ維新」を冠した記事を出し始めたのだ。年明けもこんな感じ。

・チンピラ維新 年明け早々 誇大広告は焦りの裏返し(1月6日付)

・チンピラ維新 吉村代表ヤル気満々も 肝心の副首都構想に暗雲(1月7日付)

・チンピラ維新 国保逃れ やまぬ炎上 ウヤムヤ作戦は頓挫不可避(1月10日付)

 もはや「チンピラ維新」は一度きりの強い見出しではなく、連載名であり、ジャンルであり、様式美のようになってきた。もしかしたら、当コラムが日刊ゲンダイをここまで調子づかせてしまったのだろうか。だとしたら真摯にお詫びしたい。念のため。

 しかしこう言っては何だが維新にも責任はあると思う。最近では各紙が維新の手口について調査し、どんどん書き始めているからだ。こちらは朝日新聞である。

・「国保逃れ」疑う事業主 届いた資料と勧誘「維新議員もやっている」(1月6日)

 昨年夏、大阪のホテルで開かれた「交流会」での勧誘について書いた記事だ。30代の個人事業主の男性に、スーツ姿の男性が近づき、国民健康保険料(国保料)の話を切り出してきたという。

「いくら稼ごうが国民保険+国民年金=34000円/月固定」と説明され、「ほんまにそんなことができるんか」と怪しんだ事業主が尋ねたところ、勧誘側の男性はこう答えた。

「維新の議員さんもやっていますから問題ないですよ」

 ああ、これはパワーワードである。