最新作『功夫』は台湾史上最高スケールのアクション大作

 最新作『功夫』は、落ちこぼれの高校生たちが「500年の眠りから目覚めた」と自称するカンフーマスターに出会い、修行を重ね、正義のために武術を駆使して戦うストーリー。ところが、カンフーの裏側には世界を揺るがす秘密が隠されていた……。

 2002年に自ら執筆した小説を映画化した本作は、ギデンズにとって長年の悲願。「自分を育ててきたのは日本の漫画と香港映画」と語る彼が、香港映画への敬意をありったけ詰め込んで完成させた。

ギデンズ・コー監督

 予告編の「正義需要高強功夫(正義には強力なカンフーが必要だ)」というフレーズは、小説を執筆した当時からあったものだが、今こそ切実な響きを帯びる。

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「明らかな現実を反映した言葉です。つまり、『自分が信じる正義を支持する力がなければ、その“正義”はたやすく覆されてしまうかもしれない』ということです。より強い力を持つ者によって、“正義”の定義が思うままに変更されてしまうかもしれない。だからこそ、正義を守るには力が必要なのです」

 本作では『あの頃、君を追いかけた』以来の相棒である俳優クー・チェンドンが再び高校生役を演じる。ギデンズは「すごく面白い映画になりました。期待しておいてください」と自信をにじませる。「日本でもぜひ公開されてほしい。本当に観てほしい作品です」。

『あの頃、君を追いかけた』©Sony Music Entertainment Taiwan Ltd.

 なお『功夫』が2月に台湾で公開されたあと、ギデンズはすぐに次回作『神在我家(原題)』の撮影準備に入る。『功夫』を経た今は「再びリラックスして映画を撮りたい気分」だそうで、「とてもかわいらしく心温まる物語」になるという。撮影は5月から始まる。