「靴が合わない」「足が疲れる」。そんなとき、すぐに新しい靴へ買い替えていないだろうか? しかし、靴選びのプロによると、数千円の「インソール(中敷き)」を交換するだけで、履き心地は劇的に改善するという。 ただし、100円ショップの安物や、数十万円もする高額なオーダーメイド品には手を出してはいけないのだとか。それでは、どのようなインソールを選ぶべきなのか。

 ここでは、プロシューズアドバイザーの佐藤靖青氏による『予約の取れないシューフィッターが教える正しい靴の選びかた』(扶桑社新書)の一部を抜粋。履き心地が劇的に向上するインソール選びのポイントを紹介する。

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インソールのおすすめメーカーは…

 どのジャンルでも、プロのアスリートは靴の中敷きを専用のインソールに差し替えて使用しています。自分用のインソールを使うことで靴との一体感が増し、クッション、スピード、細かいコントロールの効きが向上し、靴の機能をフルに発揮できるようになるからです。加えて、ケガの予防にもつながります。

 NBAのファンサービスで、よく試合後のシューズを観客にプレゼントする映像などを見ますが、よく見るとインソールだけは抜いています。シューズは大量生産品なのでスポンサーから与えられますが、インソールはシーズンを通して使うものなので、靴よりはるかに貴重だからです。

写真はイメージ ©AFLO

 インソールの開発には、費用と時間、技術が必要なので、いわば財産です。とはいえ靴より製造のハードルが低いので、良心的な製品から、いわゆるぼったくりに近いものまで乱立している嘆かわしい現状があるのも事実です。

 機能性インソールは種類がたくさんありますが、スニーカーにはスポーツを研究しているド定番メーカーが正解です。フランスのシダス、日本のバネインソール、ザムストのフットクラフトシリーズあたりが安定して良品を販売しています。

 私が考える、よいインソールとは以下の条件を満たしたものになります。