「他の人が言えないのなら私が公表するしかないと、告発を決意しました」

 

 こう語るのは、横浜市役所で人事部長を務める久保田淳氏(49)。勤続約26年に及ぶベテラン幹部職員が異例の実名・顔出しで告発するのは、横浜市長を務める山中竹春氏(53)の不適切な振る舞いや暴言の数々だ。一連の言動について、専門家からはパワハラの可能性も指摘され――。

 横浜市立大学の医学部教授だった山中氏は、コロナの専門家として2021年に横浜市長選に出馬し、初当選。昨年8月に再選され、現在2期目だ。

山中市長 ©時事通信社

 だがその裏側で、職員を萎縮させる“恐怖政治”が行われていたという。

打ち解けると態度が豹変

 久保田氏が山中氏と初めて接したのは、山中市長が誕生したばかりの2021年。山中氏が公約に掲げていた「出産費用ゼロ」の施策について、こども青少年局に所属していた久保田氏から、要点説明と提案を行った時だった。

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「大学の先生だったからか、まるで学生のレポートを読むようにパラパラッと資料をめくって『いいじゃん』と。その時は、オープンで非常に良い市長だなと受け止めていました」

取材に応じる久保田氏 ©文藝春秋

 ところが2023年4月、久保田氏が国際局の部長に昇進すると、様子が変わり始める。

「打ち解けると、求められる水準がどんどん高くなっていく。その基準に達していないと判断されると、パワハラ的な言動が現れるのです」

 最初の暴挙は、2023年6月だった。

この続きでは、久保田氏が告発する、副市長に対する「バカ」「ポンコツ」「人間のクズ」や職員に対する「スペックが低い」「頭が悪い」など暴言の数々を詳報している。1月15日(木)発売の「週刊文春」でも記事を掲載しており、記事の完全版は「週刊文春 電子版」で読むことができる。また続報記事も配信している》

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