北海道小樽市のスキーリゾートで起きた悲惨な死亡事故。監視員もおらず過去のトラブルも放置されるなど、安全をないがしろにした実態が連日ニュースで取り沙汰されている。
実はその裏に、中国マネーの影があった。
雪風が次第に強くなる。石狩湾沿岸の市街地から、内陸に向かって車を走らせること約20分。山間に現れるのが、小樽の奥座敷として知られる朝里川温泉だ。
「戦後間もなく開かれた温泉地です。1960年代にはゴルフ場やスキー場が建設されリゾート開発が進みました」(地元住民)
旅館やホテルが立ち並ぶ中、山肌に全長3キロの「朝里川温泉スキー場」が見える。
「助けて!」
白銀のゲレンデに叫び声とサイレンが響いたのは、昨年12月28日のことだった。
「家族で訪れていた5歳の保育園児が、駐車場とゲレンデを結ぶ屋外エスカレーターの降り場で転倒し、機械に腕を挟まれてしまったのです。その際に巻き込まれた服で首が圧迫されて、窒息してしまった。搬送先の病院で死亡が確認されました」(地元紙記者)
「週刊文春」記者が現場を訪れると、ベルト状のエスカレーターの周囲に規制線が張られ、雪で覆われていた。
「異物を巻き込んだ際の自動停止機能が作動せず、非常停止ボタンが押されてようやく停止した」(同前)
事故当時、現場に監視員は居なかった。
「スノーエスカレーターと呼ばれ、降り場の蓋が開く特殊な構造。現場では前日にも前後に行ったり来たりする不具合があり、過去に場内の同種のエスカレーターでも複数回転倒事故があった。警察は業務上過失致死の容疑で捜査を進めています」(同前)
危険な構造と杜撰な管理によって、限りなく殺人に近い形で尊い命が奪われた。
エスカレーターは中国製だった。
「製造元は中国の道沃機電(ドゥーウェイ社)。同社側はJNNの取材に、『日本のスキー場に売った覚えはない』と不可解な証言をしています」(同前)
さらに取材を進めると、新たな事実が分かった。内情を知る運営関係者が言う。
「このスキー場自体、以前から中国資本が所有し、運営しているのです」
《この続きでは中国資本の運営の実態や日本人総支配人への直撃などを詳しく報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」および1月15日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる》
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