「初めて一緒にご飯に行った時に…」LIONAさんの生い立ちに対するパートナーの反応
――義理のご両親との関係は良好なのでしょうか。
LIONA そうですね、すごく良くしていただいています。
――パートナーにはLIONAさんの生い立ちをどのように伝えていたのでしょうか。
LIONA 改まってというか、かしこまって話をした感じではなかったです。私はあまり施設育ちというのを後ろめたく思っていないので、初めて一緒にご飯に行った時にフワッと「施設育ちなので、自分で自分の生活を見なきゃいけない」といった話をしたと思います。
――パートナーはどのように受け止めていましたか。
LIONA 「へえー」くらいの感じで、自然というか。生い立ちについて話すと、やっぱり「かわいそう」とか「聞いちゃってごめん」みたいな扱いを受けることが多かったので、それがすごく楽だったんですよね。
主人からしても、私が切羽詰まって働いていたので「この子、他の子となんか違うな」というのは感じていたようです。私の同世代の他の子には見られないような、何かを背負っているような様子を察知して薄々気づいていたというか。
――では、過剰に気を遣われるようなこともなく?
LIONA あまりないですね。「もっと父親と関わった方がいい」みたいなことも言われないので、楽です。主人と歩いている時、よく通る道に父親の家があるんですけど、私がチラッとそっちを見ちゃったりするんですよ。そういう時だけ「会う?」と聞かれることはあるんですけど。
「家族の見本がない」「何を参考にしたらいいんだ」出産時に抱いた不安
――押し付けるようなことをされないので、一緒にいて辛くならないのですね。
LIONA 「生きているうちしか会えないからね」とは言うんですけど、そのあとに「LIONAが決めることだから自由にしたらいいけど」とも伝えてくれるので、尊重してくれているんだなと。
――妊娠をしてから、出産に対しての不安などはありましたか。
LIONA ありましたね。一般的な家庭で育っていないから、子どもとの距離感とか夫婦の関係とかがわからないといいますか。喧嘩をしている親の姿しか知らないし、大人数の子どもがいる環境で育っているので、家族の見本がないのが不安で。
子どもは絶対にほしいと思っていましたけど、いざ妊娠すると「えっ、大丈夫かな。何を参考にしたらいいんだ」と、産むまでずっと不安でした。
――出産したあと、気持ちは変わりましたか。
LIONA えーっ、もう「可愛い」でしかないです。生きる活力というか「うわっ、なんでもできるわ私」みたいな。スーパーウーマンになったような気持ちでしたね(笑)。

