男の正体は…

 彼らは恐怖を必死に抑えながら平静を装い、男の姿が見えなくなってから警察に通報。同日、その男ドミトリー・バクシェーエフ(当時35歳)と妻のナタリア(同42歳)が逮捕される。

 ドミトリーは孤児院で育ち、5歳のとき里子に出された。少年期は引きこもりに近い状態で動物だけが友人だった。

 10代で溶接工の職に就いたものの、強盗などの罪で服役すること4回。その後は建設作業員など日雇い仕事に従事していた。一方、ナタリアも幼いころに母親を亡くし、高校卒業後、クラスノダール高等軍航空学校の調理員として働いた。

ADVERTISEMENT

 2人がどんなきっかけで知り合い、何が動機で殺人を始めたのかは不明だが、遅くとも1999年には犯行を開始。

写真はイメージ ©getty

 クラスノダールを中心に、性別や年齢関係なく、鎮痛剤で眠らせたうえ殺害、遺体をバラバラに切断していた。特筆すべきは彼らにカニバリズム(人肉食)の嗜好があったことで、遺体の一部を自分たちで食べ、一部を冷蔵庫に保管したり、生理食塩水に漬け瓶詰めにしていた。

次の記事に続く 夫婦の部屋からにおう「異臭の正体」は…“食うため”に30人以上を殺害《ロシア最悪の人喰い事件》のその後(平成29年の凶悪事件)

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。