東京ディズニーランドが東京ではなく千葉県にある……などということは皆がよく知っている。東京じゃなくて千葉じゃんか、などといまさらあげつらっても、かえって冷たい目で見られるだけに決まっている。

 東京駅からJR京葉線に乗って新木場を過ぎ、荒川を渡れば葛西臨海公園。そして旧江戸川を渡る頃には、車窓には夢の国が見えてくる。千葉県に入って最初の駅が、ディズニーランドの最寄り駅・舞浜だ。たくさんのお客が、浮かれ気分で降りてゆく。

 舞浜駅は、1988年に開業した。ディズニーランドはそれより5年早い1983年の開園だ。つまり、1988年以前のディズニーランドは最寄り駅がなかったのである。ならば、いったいどうやって夢の国に行ったのか。

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夢の国の“かつての最寄り駅”

 答えは、浦安駅だ。浦安駅からバスに乗り継いで、ディズニーランドに向かっていた。ディズニーランドは千葉県浦安市にあるのだから、まあ浦安駅から行くなんていうのも順当と言えば順当だ。

 そんな浦安駅も、舞浜駅ができてお株を奪われて早40年近く。浦安駅って、どんな駅なのだろうか。

東京ディズニーランド“かつての最寄り駅”「浦安」には何がある? ©︎鼠入昌史

ナゾの駅「浦安」には何がある?

 そういうわけで、地下鉄東西線に乗って浦安駅にやってきた。

今回の路線図。京葉線の舞浜駅ができるまではディズニーランドの最寄り駅だった。

 東西線は地下鉄といいながらも、荒川を渡るあたりからは地上に顔を出し、高架の上を東に向かって駆け抜ける。

 京葉線と同じように、旧江戸川を渡って千葉県に入って最初の駅が、浦安だ。