5/5ページ目
この記事を1ページ目から読む
漁師町だった頃の中心地へ
だから、京葉線の舞浜・新浦安両駅と比べれば、東西線浦安駅にはいささか古びた印象を抱く。けれど、だからといって寂れているというわけではない。浦安駅から20分も電車に乗れば、新幹線にだって乗り継げるのだ。これほど便利な町は、他にはなかなかないだろう。
だから浦安駅前には、小さくとも賑やかな繁華街が広がっている。かつてディズニー通りだった路地だって、いくつもの店が並ぶいまも活気ある商店街だ。西友やドトールコーヒーに出入りするお客は絶えない。
そして、そこから少し歩けば漁師町だった時代の中心部・境川。境川を辿って旧江戸川沿いに出れば、いまも何軒かの船宿が並んでいる。
かつての夢の国の玄関口は、漁師町だった浦安の面影をかすかに伝えているターミナルなのである。
撮影=鼠入昌史


