北関東で夫と4歳の息子と暮らす石井さん(仮名、30代女性)は、2歳の娘を連れて遊びに来た義姉(夫の姉)家族の「チャイルドシートに対する意識」に愕然とした。

「わが家の車に義姉家族を乗せて、一緒に近くのアミューズメントパークに出かけることになったんです。その車にはチャイルドシートが1つしか装着されていなかったので、夫がセカンドの軽からもう1つを移し、子ども2人が乗れるようにして。

 でもそれを見て、義姉は苦笑いしながら『あー、わざわざいいのに。ウチの子、どうせつけても抜けちゃうし』という調子だったんですよね。そこでまず違和感がありました」

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「だって、ずっと泣かれてもイヤでしょ?」

 その後、石井さんの夫は義姉の子をチャイルドシートに乗せ、装着手順を義姉に示した。その際はスムーズに装着できていたというが、問題は遊び疲れたあとの帰り道に起きたという。

「義姉の子が『もっと遊びたい!』とグズり、チャイルドシートに乗せても暴れてしまって、なかなかベルトが締められなくて。 義姉が『いいよ、やっとくから』といってくれたので、私は自分の息子のチャイルドシートを締めて、助手席に乗り込んだんです。

 でも出発して10分ほど進んでから、信号待ちでバックミラーを見た夫が、突然『え、ベルトは!?』と叫んで。振り返ると、義姉の子が肩のベルトを外した状態で座っていたんですね。

 義姉は悪びれる様子もなく『だって、ずっと泣かれてもイヤでしょ?』って。どうやら最初から、肩ベルトをつけていなかったみたいです。『いつものことだから大丈夫』ともいっていました。

 私たちもよくないとは思いつつ、パッと止まれそうな場所も見つからず、そのまま家まで5分ほど走ってしまいました」

 このように、「子どもが泣く、暴れる」といった理由から、正しくない装着方法を常態化させてしまっている保護者は少なくないのだろう。