「私は自分を商品として捉えています」という言葉の真意

 ベビーフェースなのに責め好き女性というギャップが、M男性の心に刺さったのだろうか。ちなみに、素顔は写真どおり可愛く、理路整然と話すクレバーな女性といった印象だ。

 しかし、クレバーなだけではない。人との繫がりも大切にしている。2025年9月6日、あまねの誕生日パーティーが東京・新橋のスナックで行われた。錚々たる業界関係者や現役風俗嬢ら25人がお祝いに駆けつけた。この場で主役のはずのあまねが、皆に酒を配るなど甲斐甲斐しく世話をする姿が、人を惹きつける魅力の一つにもなっていた。

 そんなあまねは当初、顔出しをしていなかったため各賞レースで伸び悩んでいたが、意を決して顔出しをするように方向転換。それも追い風となり、2023年以降は破竹の勢いでさまざまな賞で好成績を収めている。今や賞レースの常連となったあまねだが、写真の重要性についてはこう語る。

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「私は自分を商品として捉えています。商品を売る際、重要なのは他の商品との差別化。他の女性と同じような背景、同じような下着、同じようなポーズで撮っても埋もれるだけ。なので、私は数多くのカメラマンに撮ってもらい、カメラマンの特性、相性なども探りながら写真をためています」

「私は自分を商品として捉えている」と語るあまね。(写真提供/ M性感SWITCH 池袋)

 そうして自分に合うカメラマンを探し出し、数人のお気に入りを見つけたという。

 自撮りでの研究も欠かせない。どの角度からの表情がいいのか、光の当たり具合はどれが最適なのか、写メ日記を書く際、その写真にどんな文章を入れていくのが効果的なのか。時間があれば、そんな思考に時間を費やしているという。あまねはカメラマン選びについて、こう語る。

「ただ仕事をするうえで必要だから写真を撮るというのは、いずれ行き詰まると思う。自分のやりがいとか、モチベーションに繫がらせる意味でもカメラマン選びは大事なのではないでしょうか」

 あまねは、屈託の無い笑顔でこう答えた。

 2025年に放送されたNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の舞台になった吉原は、今も日本のソープランド一大地域となっている。その数、約120店で、1店舗で在籍する風俗嬢が平均で30人とした場合、約3600人が働いている計算になる。

 もう少し、吉原について書き記そう。吉原通い30年以上の“ベテラン客”Mによると、吉原には大きく分けて「高級店」「大衆店」「格安店」があると言う。高級店は120分で6万円以上。10 万円以上になると「超高級店」と呼ばれる。大衆店は3万~5万円。格安店は2万5000円以下だそうだ。

 ちなみに、Mは神奈川県在住の50代。

 20歳で初めて先輩に吉原に連れて行ってもらい、以来定期的に吉原に通っている男だ。風俗店の店長やスタッフたちなどからも信頼が厚く、一時は風俗嬢の送迎など店の手伝いをした経験もある。風俗店の表も裏も知る“貴重な生き証人”の一人だ。