「熱い!」

 21時40分ごろ、ひばりが舞台袖で出番を待っていたところ、満杯の客席から小豆色のオーバー、ポニーテールの少女が突然ステージに上がり、ひばりに近づいた。異変に気づいたスタッフが慌てて止めようとしたものの、少女はコートの中から瓶を取り出し、ひばりに向けて投げつける。

写真はイメージ ©getty

 その瞬間、彼女は「熱い!」と絶叫。液体の正体は塩酸だった。

 結果、ひばりは顔の左半分と舞台衣装のドレスの上から胸、背中などに全治3週間の火傷を負った他、彼女の付き人男性(当時31歳)と共演していた大川橋蔵の付き人男性(同21歳)、日活俳優の南博之(同39歳)らにも塩酸が飛び散り、それぞれ顔に全治1週間~2週間の火傷を負う。

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 劇場は騒然となり、公演はそのまま中止となった。

次の記事に続く 「醜い顔を見たい」国民的スター・美空ひばりの顔に“塩酸をぶっかけた”19歳少女の恐るべき犯行理由(昭和32年の事件)

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