初めて着たドレスと水着
――2020年の3月、ちょうどコロナ禍ですね。
大河内 入院した翌日から面会禁止になりました。コルセットをしたまま病院を出られなくて。その後退院してからもかなり長い間、1年半くらいコルセットをつけていました。背骨がくっついてないから、安定するまで、外出もほとんどできず、家にこもる生活でした。
そうするとネットしかやることがなくて。それでいろんな情報を見ていたときに「Beauty Japan(※)」というサイトに辿り着きました。コンセプトとかいろいろ見たら「これは私のためにある!」「出ないとダメだ!」くらいに気持ちが入り込んで。でも当時はコルセットをしていたので「来年エントリーしよう」と決めました。
(※)日本女性の美しさを評価し、社会でより活躍できる女性を発掘するコンテスト
――1年越しの挑戦ですね。
大河内 はい。翌年、コルセットを外すことができたので、応募しました。衣装は自由でしたが「ドレスを着たい」と思って。ドレスを着たら、自分も何か変われるかもしれないと思ったんです。
――コンテストに出した写真、どれも美的センスが素晴らしいです。とてもお似合いです。
大河内 ありがとうございます。結果、出場できてエリアのグランプリにまで選ばれることが叶いました。
激しい運動はできず、取ってもキリのない腫瘍と向き合う日々
――現在、生活での制限はありますか。
大河内 背中にボルトが入っているので、激しい運動は控えるように言われています。何が安全で何がダメか明確ではないので、ジム通いもやめました。
――検査は定期的にしてるんですか?
大河内 そうですね。合併症になってからは定期的にMRIとか CTとかは1年に何回かは撮るようになったので。
――肌の腫瘍は定期的に取るんですか?
大河内 相談しながら年に1回は処置をしてもらっています。腫瘍の数が多いので、全身麻酔をして複数人で2時間ほどかけて、腫瘍を切除してもらうんです。ただ、取ってもキリがないですし、優先順位が低いオペになるようで、病院側はあまり積極的ではない印象です。
――肌のケアで大変なことはありますか?
大河内 手術して腫瘍を取ったときは、ケロイドにならないように、病院でもらったワセリンとか、保湿クリームを塗ったりする必要はあります。背中とか手の届かないところは、母に塗ってもらってます。


