雪でJRAの東京競馬と京都競馬が中止になったので『競馬BEAT』を見ることにした。何しろメインで扱うはずの東西重賞レースが中止になってるので、何で穴埋めするのか。
日曜メインレースを中継するフジテレビ系競馬番組は、競馬ファンからずっと目の敵にされていた。「馬とレースを見せろ! 騎手や調教師の話聞かせろ! タレントの競馬バラエティが見たいんじゃねえ!」。
といい続けて何十年。「地上波の競馬中継は(コアな)競馬ファンのためにやってるのではない」ことはもうわかった。テレビをなんとなくつけてる人に、チャンネルを変えずそれとなく競馬を流し見してもらえればいい、というところを目指してるんです、日曜のフジ系競馬中継は。これが土曜のU局系競馬中継となるとガチ競馬ファン向けになるんですけど、そっちは隔離地帯みたいなもんで。
それでこの日の『競馬BEAT』は「フォーエバーヤングで米ブリーダーズカップクラシックを制した矢作芳人調教師」を迎えてのインタビューが流れた。BSフジ?でやった競馬番組の流用?とか言ってたような(聞き逃した)。手抜きもいいところだが、でも考えてみればスタジオでレギュラーやゲストのタレントが、うっすーい競馬話でワチャワチャするよりはマシなのでは。流し見をする競馬とかどうでもいい視聴者にこそ、「競馬界のタレント(含む馬)」をどんどん押し出してほしいので。その点、矢作調教師ってのは風貌がアイコニックなので競馬界のタレントとして売り出しやすいだろう。それでいうと解説で出ている安藤勝己は、現役時代のナイフみたいな目つきの美貌(やや言いすぎですが)とすっかり変わって春風亭昇太のようなオジサンになっていて、服装も独特のセンスであり、それはそれでテレビ的に欠かせないキャラになっている。これも売り出し方の一つだろう。
この日は小倉競馬だけ開催していたので、いきなり小倉メインの『小倉日経賞』の中継がはさまって終わった。これだって、ほんとならパドック映して、重賞じゃないけど今後スターになりそうな馬をタレントとして売り出す……のが本来だと思うけどそこまで手もかけてられないし材料もないんだろう。スタジオはもっぱら順延されたきさらぎ賞と東京新聞杯の予想をしてました。ところで各人が予想をボードに書いて出すんですが、どう見ても全員のボードが同じ字なんですよ……これ、先に誰かが書いたんでしょうか。それともよほど字が下手なのでスタッフに書いてもらったのか。でも全員字が下手ってことはないだろうし……予想がすべて仕込みなんじゃないかと疑念を抱かせるので買い目ぐらいは各人に書かせてほしい。
『競馬BEAT』
関西テレビ 日 15:00~
https://www.ktv.jp/keiba/



