「どうぎんクラシック」ではチームを優勝に導きMVPに
その言葉どおり、情報のないまっさらなアイスに向けて、チームの軸であり基準となる最初の1本を投げ続けてきた。昨年の世界選手権では91%という高いショット成功率を残し、昨夏の北海道ツアー「どうぎんカーリングクラシック」ではチームを優勝に導いてMVP「スポーツナビ賞」を初受賞。
結果を出し続けるうちに「職人」と呼ばれるようになり、9月の日本代表決定戦も12月の五輪最終予選も好調を維持した。そして、20歳で出場して「今考えるとオリンピックに出るとかオリンピアンになるってことに対してピンときてなかった」と振り返るバンクーバー五輪以来、2度目の大舞台に辿り着いた。
しかし、近江谷を含むチームのパフォーマンスはなかなか上がらずに、厳しい試合が続いた。特に、時間帯、観客数、外気温や湿度で変化するシートごとのアイスの状況を掴みきれず、多くの試合で後手に回ってしまった。
負けず嫌いで向上心と好奇心が強く、変化を恐れないタイプ
それでも、苦しい中でも近江谷は勝利したスイス戦では相手を上回るショット成功率を残し、続くアメリカ戦では99%を記録。カナダ戦でも90%を超え相手リードに投げ勝った。
「特にリードにコミットしてから心技体、どういう自分でいればいい結果につながるか自分でつかめる選手になったと思います」と石崎が近江谷について評していたことがあったが、難しい中で自分なりに模索した賜物だろう。
もともと負けず嫌いで向上心と好奇心が強く、変化を恐れないタイプだ。植物由来の食品を中心としたプラントベースフードを取り入れたり、日本財団主催のアスリートの学びの場である「HEROs ACADEMY」に参加したりと、彼女には様々な横顔がある。




