「私はとってもイヤなんです」“日本で一番のブスになろう”と決意したワケ
――ブスの日本代表。
しのざき 誰かに「ブス」って言われて傷ついている女性の姿を見るのが、私はとってもイヤなんです。ほんと、目にすると辛くてたまらないんです。私は容姿をいじられると「そんなことを言うのは、きっと機嫌が悪かったからなんだろう」って考えるんです。
ムシャクシャしていて、工事現場の前を通りかかったら三角コーンがあった。そうしたら、蹴っ飛ばしたくなる。だけど、気分が良かったり、満たされていたら、そんなこと思いもしないじゃないですか。そういうことなんだろうなって。
私が日本で一番のブスになったら、そういうことを言われてる人たちも「しのざきがいるから私は大丈夫だ」と思ってくれたら嬉しいなって。それが自分を動かす大きな力になっていました。
『ものまね王座決定戦』に出演して視聴率32%を記録
――『笑っていいとも!』で注目を集めて事務所に入り、『ものまね王座決定戦』で人気爆発といった感じでしたが。
しのざき 『ものまね王座決定戦』に出たのって、実は野々村さんのバーターだったんです。真さんが出る予定だったんですけど、それが難しくなって同じ事務所の私が出ることになって。
たしか、19歳のときですね。黒木香さんのものまねでジュディ・オングさんの「魅せられて」を歌うっていうのが、最初に出たときのネタ。『ものまね王座決定戦』って、生演奏だったんですよね。バンドマスターをやってた三原綱木さんが、私の脇毛を見て本気でひっくり返ってましたね。
――番組内で“必笑ポジション”になりましたが、それを期待されるプレッシャーみたいなものは。
しのざき 『笑っていいとも!』から、私ってひとつのことしかやってないんですよね。歌を歌って、そこにネタを載せるっていう。『ものまね王座』も『いいとも』も、私としてはやっていることは変わっていないんですよ。
ネタ選びも考えずに、「これだ!」って勘だけで決めてました。
――視聴者からクレームが届いたことはありましたか?
しのざき 私が出ると32%とか視聴率を取るんですけど、プロデューサーさんからは「おまえさあ、出ている時の視聴率も一番なんだけど、苦情の電話の多さも一番なんだよ!」って、褒められながら怒られました(笑)。
撮影=橋本篤/文藝春秋
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