また、同じ手口で当時18歳の女子高生との性行為を撮影し、無許可で動画を流したという容疑でも再逮捕された。林被告はこのような行為を職業的に繰り返しており、月100万~200万円の収益を得ていた。林被告は公判で次のように述べた。
「正直、同意を得ることは考えていなかった。被害者が許してくれるんじゃないかと思っていた。同意書を出さないと、アカウントを停止されてしまう。そうなると収益がなくなってしまう。だから、偽造した文書をアップロードした。今思うと、バカなことをしたと思う。父親に『自分の母親にできないことを、よその女性にしていいわけがないだろう!』と叱られた。取り返しのつかないことをして、被害者の人生をメチャクチャにしてしまい、本当に申し訳なく思っています」
余罪の女子高生とは200万円で示談できたが、A子さんには「自分のことしか考えておらず、怒りや悲しみが消えない。厳しく処罰して欲しい」として、示談を拒否された。同年8月22日、名古屋地裁は「1年前にも同種前科で罰金刑を受けており、再犯に及ぶ可能性がある」として、林被告に懲役2年10カ月と罰金150万円の判決を言い渡した。
被害者と食い違う2人の言い分
一方、長﨑被告と大川被告も同年2月7日に逮捕され、A子さんに対するわいせつ誘拐と不同意わいせつの罪で起訴された。
2人はA子さんにわいせつ行為をしたことは認めたが、「無理やりではない。A子さんは嫌がっていなかった」と主張した。
2人の説明によると、以前にも林被告に勝手に動画を上げられた女性を助けようとしたことがあり、警察に行く前に女性が林被告に抗議したところ、動画を消されてしまい、何も証拠を保存していなかったため、警察に捜査着手してもらえなかったという。それで対策を万全にして、A子さんに善意で知らせたというのが2人の言い分だ。
長﨑被告は被告人質問で次のように話した。
「最初は大川が気付いた。『この子、見覚えないか?』って。僕は彼女とインスタグラムを交換していたから、そこに載せていたものと同じ写真が載っていたので、A子さんじゃないかと思った。確信はなかったが、A子さんと話しているうちに『これ、私だわ』と言われた。動画のサムネイルに“Gカップ美少女”と書いてあったが、A子さんは『私はFだよ』と言っていた。
こちらから持ちかけたわけではないが、ムーディーな雰囲気になり、冗談で服を脱いでほしいと言ったら、『え―っ』と言いながらも、Tシャツを脱いでくれた。ブラジャーも外したので、乳房を揉みました。ズボンと下着も自分で脱ぎ、A子さんは無言で手でしてくれました。自分の父親がヤクザだなんて言っていません。
A子さんのお父さんが怖い人だという話をしていたので、同調して自分の父親も怖いという話をすると、『そうなんだ』と笑っていた。警察署に連れて行った後、自分たちはいったん引き上げたが、A子さんが《終わったから迎えに来て》とインスタのDMで連絡してきたので迎えに行った。2日後にはA子さんの父親と弁護士事務所で会った。父親には『教えてくれてありがとう』と言われ、1万円をもらった」
