10倍株——。投資家なら誰もが夢見る大きな利益だが、その見極め方は一体どこにあるのか。

 元衆議院議員で「超一流の投資家」を自負する杉村太蔵さんは、自身の投資術をまとめた新刊『杉村太蔵の推し株「骨太」投資術』(文藝春秋)を1月に上梓した。その思考プロセスには、投資の本質が詰まっている。(全2回の2回目/はじめから読む

【これが杉村太蔵の"推し株”だ】10年で10倍も…注目する"意外な日本株”|「骨太の方針」を熟読するワケ|「いくらで売るか」を考えるのは素人|株7倍も日本はトリクルダウンに失敗した|投資は推し活と同じ

(初出:「文藝春秋PLUS」2026年2月2日配信)

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ビビビッときてる銘柄

――まずは手堅く成長を見込めそうな株について、教えていただけますか。

杉村 配当金などのインカムゲインを狙うのであれば、2倍くらいに上がりそうな株を探してください。すでに大きく成長している大型株で、その上で「骨太の方針」にも沿っている企業です。私も投資家として、ビビビッときてる銘柄をいくつか本ではあげています。

――例えばどのような銘柄でしょうか。

杉村太蔵さん

杉村 一例ですが、NECはピカピカの会社になって、だいぶ株価も上がりました。さらに「骨太の方針」でいう行政のDX化とも関係しているので、まだまだこんなもんじゃないですよ。ものすごい技術ありますし。

NTTのIWON構想に注目

――本の中ではNTTについても言及されていますね。

杉村 NTTも面白いと思います。電気をあまり使わないようにするIOWN構想という、新しい構想があるんですよね。NTTが考えてることは「骨太の方針」に書かれている成長戦略ともリンクしてますね。

――新しい通信スタイルを光技術で、という話ですね。

杉村 ゲームチェンジになるかもしれませんね。ワクワクしますよ。大きな成長性があるかなと思いますね。