3月5日に開幕する野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)。侍ジャパンの連覇がかかり、大谷フィーバーなどで日本国内でもすでに注目が高まっている。しかし、それをしのぐかもしれないほどの盛り上がりを見せているのが「台湾」だ。
現地メディアによると、6日に開催する日本戦のチケットは“秒で完売”し、「東京行きの航空券もホテルも取ったのに現地で日本戦を見れない」という台湾の野球ファンが続出しているという。
そこで打ち出されたのが、台湾人限定・5000人規模のパブリックビューイング(PV)イベントを東京で開催するという前代未聞の計画だ。しかし、WBCの日本国内独占配信を行うNetflixから“待った”がかかり……。
開幕前から波乱含みの盛り上がりを見せる台湾の人々の熱狂を取材した。
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「山本投手、台湾戦には登板しないで!」
「侍ジャパン29人の代表メンバーが発表されました。恐ろしすぎるラインナップです……」
「しかも大魔王・山本由伸投手の参戦が確定です」
「キャー、やめてー!」
「多くのファンが彼の登板を心待ちにしていますが、正直なところ『台湾戦には登板しないで』と願わずにはいられません」
台湾のニュース専門TV局「鏡新聞」の記者とキャスターのやりとりだ。台湾メディアは、山本選手や大谷翔平選手ら過去最多となる8人のメジャーリーガーを含む日本代表を「史上最も豪華な布陣」と警戒し、連日その動向を報じている。
「山本や大谷といったレベルの選手は、データや理屈、科学的な分析をもってしても攻略法が見つからない存在」などと同局のスポーツ記者は解説しており、台湾サイドが日本代表を最大の難敵と捉えている様子がうかがえる。
開幕に先立ち、1月末には前代未聞のプロジェクトが発表された。
