――そうした考えもあって過激な衣装を身に着けて活動されているのでしょうか。
上田 エロに真剣でありたいというのが私の矜持です。現場を見ていると、「どうせ脱いでおけば男は興奮するだろう」と思って仕事をしている女性が結構多い気がしていて。
私は仕事である以上、与えられたルールのなかで最大限にポテンシャルを引き出して顧客を満足させるべきだと思っています。それが過激な衣装に繋がっているのかもしれません。
「パートナーができると…」
――そんな“真剣”な上田さんですが、男性との交際を思わせるエピソードがあまり出てきませんね。
上田 バイセクシャルなんです。どちらかというと、これまで男性を避けてきました。
私には、家庭における父親像がないといいますか。実家で育てていた植物のほうが、父よりもずっと思い入れがあるくらいで……。父への苦手意識があって、それが男性に対する嫌悪感につながっているのかもしれません。
――すると、バイセクシャルでも女性との交際経験が多い。
上田 圧倒的に。
――そんななか、「与えられたルールのなかで最大限にポテンシャルを引き出して顧客を満足させるべき」という考えを叶えようとすると、男性からの眼差しに意識的になることが求められもしそうです。なにか行っている努力があるのでしょうか?
上田 パートナーができると、仕事のために自分たちのプライベートな行為を動画で撮影して、映像をチェックしています。自分がどういうふうに見えているのかを知るためですね。画面越しに見ることで“白い肌でふわふわした印象を残せる”など、自分の武器がわかるんです。
また、私の顔立ちだと、結構な白目を剥いても逆に色気が際立つ……なんてことも映像を通して気づくことができました。そうした分析には力を入れていますし、作品づくりに活かせていると胸を張れます。
何百回と映像を繰り返し見て、自分の強みを理解することでしかたどり着けない境地が確実にあるんです。ただ脱いでいれば相手を興奮させられるほど、浅い世界ではないんですよ。
