――痩せたことについて、ファンの声はどうでしたか。
上田 賛否両論ですね。「可愛くなった」という肯定的な声も多いですが、「個性がなくなってしまった」と悲しむ人もいます。ただ、仕事は増えたので、結果的にはよかったのではないかと私は考えています。
一番良かったのは、痩せることで、これまで憎しみの対象だった母を少しだけ近くに感じられたことでしょうか。
「私の中にも“母”がいる」
――どういうことでしょうか。
上田 母もその昔、10キロのダイエットをした経験があったそうなんです。私が痩せていく過程で、「母もこんな思いをしたのかな」とか考えていると、少し思考がわかるようになったというか……。これまでは憎しみの対象としてでしかなかったのですが、それだけではなく、母のことを見られたんですよね。あと、痩せていくにつれ、若い頃の母に顔が似てきて。
――お母様と似通っている自分に嫌悪感を覚えもしそうですが、肯定できた。
上田 はい。女性と交際しているときにも、「私のなかに母がいる」と感じることがたびたびあったことも大きいかもしれません。
たとえば交際中、何かすれ違いがあったとき、私は理詰めで彼女たちを追い込んでいたんですよね。彼女たちが「ぎゅっとしてほしかっただけ」のような漠然としたことを言うのが理解できなかったんです。2人の課題を解決することに、ハグは何も関係ないという考えでした。
でも、理論だけで追い詰めていくやり方は、かつての母そのものでした。絶縁したとはいえ、自分のなかに母がいるじゃないかと。
しかも、交際相手も誰かの子どもなのだと認識するようになって。より高い目線で物事を捉えられるようになったというんでしょうか……とにかく母への目線が憎しみだけではなくなったんです。
――その思考の変化が、お母様との関係性に影響を及ぼしましたか。
上田 少しですが、変わりました。2025年10月23日、私の誕生日に、母に向けて「可愛く産んでくれてありがとう」とメッセージを送ったんです。すると、母からも返信があって。
――ちなみに、どのような返信があったのでしょうか。
上田 「お母さんにとっちゃ、◯◯◯ゃんは危なかっしくて(笑)面白くて最高に可愛い自慢の娘です! お母さんとこに生まれてくれてありがとう!」と返信がありました。
まだ直接母に会うには至っていませんが、今は、これくらいの距離感がちょうどいいのかなと思っています。
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