じゃあ、どんな機能なの?
では何ができるかというと、ひとつはロックが掛かっている状態でのデバイスの保護です。パスコードや生体認証によるロック解除を利用者が拒否した場合に、捜査機関などの第三者がツールを使ってiPhoneから強制的にデータを読み取ろうにも、このロックダウンモードが有効になっていれば、それが非常に困難になります。今回FBIが読み取りに失敗したというニュースがまさにこれです。
パスコードやFace IDを使って正しくロックを解除すればデータを見ることはできますが、その場合もメッセージをやりとりしている相手の素性が分からないようにするなど、ユーザの不利益につながる情報が見られないような機能が備わっています。これらはサイバー攻撃によってデータが流出した場合にも威力を発揮します。
まさに究極のプライバシー機能と言っていい機能ですが、設定は至って簡単で「プライバシーとセキュリティ」からオンにするだけです。
オンにした時点ですぐ有効になるのではなく、iPhoneの再起動が必要になることからして、iPhoneのシステムのかなり深いところまで踏み込んだ機能であることが分かりますが、手順そのものはまったく難しくなく、また解除も容易です。
実際に使ってみた
論より証拠ということで、このロックダウンモードを実際に有効にしてみました。
一般的にこうしたデバイス全体の挙動に影響を与える機能は、不具合を起こして正常な起動ができなくなるリスクもありビクビクしていたのですが、今回試した限りではそうした問題はなく、再起動後もあっさりとサインインできました。

