一般人でも使い道があるとすれば……
しばらく使って気づくのは、ブラウザなど特定のアプリを使う際に、画面下に「ロックダウンが有効」という表示が出るほか、一部アプリでは初回起動時にアラートが出ることです。もっとも、単に表示されるというだけで、見た目に大きな違いはなく、操作性にもとくに変化は見られません。
数日ほど使っていると、アプリによっては従来とは異なる挙動がちょくちょくあることにも気づきます。例えばウェブページでは、特定のリンクが無効化されていたり、サムネイルの一部の画像が表示されなかったり、といったことが起こります。これはURLに含まれる文字列から、危険と判断されたものを非表示にしていると考えられます。
これらの中には実際には危険でないものが含まれているのですが、一方でこれまで広告ブロックツールやVPNアプリでもブロックできなかった広告バナーが非表示になる現象が見られます。体のいい広告ブロックツールとして機能するというわけです。本来の目的とは異なりますが、広告の多さに辟易している人にとっては、思わぬ副産物になるかもしれません。
「家族に知られたくないやり取り」にも役立つ?
なお、今回試した中でもっとも多くの制限が感じられたのがメッセージアプリです。Androidにメッセージを送ることはできますが、逆にAndroidからのメッセージは、ロックダウンモードが有効になっている限り、そのままでは表示できません。ロックダウンモードを解除すると、保留になっていたメッセージがまとめて配信されるといった具合です。
またiPhoneが相手でも、デフォルトでは名前とアイコンを隠した状態での送受信となり、共有を許可した時点で初めてそれらが表示されます。これならば、仮に第三者が覗き見たとしても、会話の内容はわかっても、相手が誰なのかが分かりません。情報ソースを秘匿しなくてはならないジャーナリスト向けの機能ですが、家族に知られたくない相手とやり取りしている場合には役立つかもしれません。
「ほとんどブロックされる」はずのメールの添付ファイルは、問題なく送受信が行えました。このあたりはファイル形式に依存するのかもしれません。またAirDropでのやり取りも問題なく行えたほか、「探す」アプリによる位置情報の検索も変わらず行えるなど、iPhone同士のやり取りであれば、制限は比較的緩いようです。



