WBC連覇に挑む侍ジャパンの初戦、試合前の東京ドーム場外には侍ジャパンのユニフォームに身を包みながら、台湾の選手を応援するうちわを持つ男性がいた。

 台湾出身の彼女、吳馨妮さんと観戦にきたという、東京都在住の鈴木雄吾さんだ。2人は意外な方法で、熾烈なチケット争奪戦を勝ち抜いたという。試合への意気込みとともに話を聞いた。

国際カップルの鈴木雄吾さんと、吳馨妮さん ©濱川太一

◆◆◆

ADVERTISEMENT

チケット争奪戦を勝ち抜けたカギは……

 今日の日本ー台湾戦、実は数カ月前からずっと楽しみにしていました。

 最近は配信サービスでの独占中継が話題になっていますが、僕たちは契約しているので準備万端です。でも、職場の先輩たちからは「地上波でやってほしい」という声もよく聞きますね。やっぱり、誰もが気軽に応援できる環境があればもっと嬉しいかなと感じます。

 僕たち2人は、僕が大学生の頃に台湾へのゼミ留学で出会ってから、10年来の付き合いになります。今は日本で一緒に暮らしていますが、彼女の故郷である台湾には僕も20回以上訪れています。

 今回のチケット争奪戦は本当に大変でした。日本の応援席は倍率が高いと思ったので、あえてアウェイのレフト側を狙ってなんとか当選しました。

台湾プロ野球の名物であるチア(鈴木さん提供)

 僕は台湾のキャプテンの陳傑憲選手が大好きで、今日のために自作の応援グッズも用意してきたんです。

 僕としては、最後は日本が勝ってくれたら嬉しいけれど、彼女は当然、台湾に勝ってほしい! って言ってます。最後は両チームが点を取り合うような熱戦を見せて、怪我なく全力を出し切ってくれることが、僕たち2人にとって一番の願いです。

 鈴木さんは試合を終えた後にもコメントをくれた。

 座席は前から6列目、まさに「チーム台湾」のど真ん中。台湾チアや有名人もすぐ近くにいて、会場の盛り上がりは最高でした。陳傑憲選手が怪我で出場できなかったのは本当に残念ですが……。大谷翔平選手の異次元のプレーにも圧倒されました!

最初から記事を読む 「翔平が好き、でも今日は敵」侍ジャパンのユニフォームを着ていた『台湾人女性』が、東京D試合後に明かした“複雑な胸中”

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。