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家畜の羊を襲い、肉を食う野生のパンダ
穏やかそうに見えるジャイアントパンダだが、元来、単独で生活する生き物である。そのため、動物園でも他のジャイアントパンダと飼育することは、子パンダを除いて原則しない。自分のテリトリーに他の個体や動物が侵入するだけで、パンダにとってはストレスなのだ。
肉食の特徴を残すジャイアントパンダは、野生では時に、爬虫類などの小動物を捕まえて食したという記録も残る。なかには野生のジャイアントパンダが家畜を襲ったという事件もある。
2013年2月、ちょうど中国では春節を迎えた頃である。中国四川省雅安市にある建聯村は、国家級自然保護区の周辺に位置する地域で、ジャイアントパンダが食べる竹が豊富にあるため、野生のパンダを目にすることも少なくない。
普段は笹や竹を食べるパンダであったが、その日は違った。羊の様子を見ようと飼育主の親戚が飼育場に向かったところ、付近の木の下で、子羊を食べているジャイアントパンダに出くわしたのである。驚いた発見者はパンダを刺激しないようにその場を離れ、所有者に連絡。知らせを聞きつけた野次馬の村民らが増えたことから、パンダは食べかけの子羊をくわえて、山へと去っていったという。
