CMやMV・映画のロケ地などにも頻繁に利用されているのでご存じの方も多いのでは。氾濫しそうな河川の水を5つの巨大な円筒形の立坑に集め、連結している地下トンネルを通って調圧水槽(これが「地下神殿」と呼ばれている)に溜め、最後はポンプで江戸川に流す施設。調圧水槽は、流れ込んでくる水の勢いを弱めたり、ポンプが緊急停止しても逆流しないようにしている。
地下トンネルまで見学できるコースも登場
2005年12月発売の『ワンダーJAPAN』創刊号で取材した時は、まだ立坑が工事中で、地下水路に降りてそこにあった作業員用の自転車で掘削工事現場まで行き撮影させてもらった。その後も何度かプライベートでも見学しているが、18mもある巨大な柱が59本も林立している姿は毎回感動する。
年々公開範囲が広がり、見学コースの種類が増えているのも見逃せない。コースによっては、第一立坑という巨大な円筒形の穴を命綱となるハーネスを装着して覗き込んだり、メンテナンス用の階段で立坑の下部まで降りていける。また、2~3年前に始まったインペラコースでは胸まで覆った長靴を履き、真っ暗闇の調圧水槽奥にある排水用の羽根車を見学できる。さらに地下トンネルまで見学できるコースも登場したらしい。ドボク構造物を観光資源として積極的に活用しようとするインフラツーリズムもここまできたかと度肝を抜かれた。
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首都圏外郭放水路
住所:埼玉県春日部市上金崎720(事務所)
アクセス:東武野田線(東武アーバンパークライン)南桜井駅から徒歩32分(2.3km)、タクシーで約10分
★予約制(1か月前からネットか電話で受付開始 048-747-0281・9時~16時半)。
コースは5種類(1,000円~15,000円)・豪雨などで中止あり
https://gaikaku.jp/

