ここからは富山の供述しかないが、ホテルに入ってから「お金を確認させてほしい」と言われ、ガラステーブルの上に3万円を並べた。

 彼女が納得してくれたので、シャワーを浴び、プレイに入った。

男の検索履歴には「ラブホ自殺」「首吊り」

 ところが、帰りの支度をしていると、彼女がスマホで富山の姿を撮り始め、脅迫するようなセリフを言ってきたというのだ。

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「警察に言われたくなければ、お金をください」

「それじゃあ、お互いのためにならないよ。言われたら困るのはお互い様でしょ。警察に言ったら、あなたもお金が入らないし、オレだって困る。カバンの中を見てみろよ。これが全財産だ」

 それでも彼女は「それなら、警察に言われてもいいんですね?」と引いてくれず、思わずベッドに突き飛ばしたところ、「今、暴力を振るいましたね?」とさらに責めてきた。

 それでカッとなって首を絞めたというのが富山の言い分だが、A子さんも激しく抵抗したらしく、つけ爪が現場に落ちていた。富山はA子さんの財布を奪って逃走したが、その直後に〈お金を作る方法〉〈日雇いバイト〉〈ブランド品買取〉などと検索していた。

 また、ホテルに入る前から〈首を絞めて殺してしまったら〉〈ラブホ首吊り〉〈ラブホ自殺〉などと検索していたことも分かった。つまり、援助交際のトラブルは建前で、最初から料金を踏み倒すつもりで呼び出した計画的殺人ではないかとの疑念が生じたのだ。

 また、富山が事件前日に窃盗事件を起こし、そのときは財布に所持金がほとんどなかったことも警察官に確認されていた。

 公判ではそのあたりのことを検察から厳しく問い詰められることになった。