テレビをつけた彼氏がびっくり仰天?

池辺 あんまりなかったですね。全身タイツを着ている時点で、そういう対象から外れるというか。恋愛に発展するようなお誘いはなかったです。

 街で知らない人に「ヤッホー!」って声を掛けられることはありましたけど、当時は彼氏もいましたし。

©︎山元茂樹/文藝春秋

――彼氏さん、あのネタにはどんな反応でしたか?

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池辺 あのネタのことは伝えていなかったので、最初はびっくりしたと思います。テレビをつけたら突然私が「ヤッホー! ヤッホー!」と叫んでいるわけですから(笑)。

 でも、いろいろ助言はもらいましたよ。ちょっとハモリがズレてるとか、ちゃんと手が伸びてないとか。

――演出の方で助言があったんですね(笑)。ブレイク時にメンタルを崩してしまう方も多いですが、気持ちが落ちることはありましたか?

池辺 それはなかったんですけど、深夜のラジオ明けに取材やテレビの収録が続いて、翌日も早朝からみたいなスケジュールが続いたときは、流石に大変でしたね。

 家に帰る時間もなかったので、フジテレビの廊下のソファーで寝ていたこともありました。

まさかの「メーカーNG」でヌーブラと叫べず…

――その後、下着メーカーから苦情が届き、なんと「ヌーブラヤッホー!」が使えなくなったとか……。

池辺 そうなんですよ。その後もいっぱい「ヌーブラヤッホー!」で仕事が決まっていたので、まさに青天の霹靂でした。

 翌週の月曜日に(使用自粛の)公表をする予定だったのですが、その直前に福岡での営業が入っていて。お客さんも「ヌーブラヤッホーがやってくるぞ!」と楽しみにしてくれていたんです。

「どうするの?」と窮地に立たされた結果、なんとか近いフレーズにしようと考えて。急遽、豚のアップリケを胸元に縫い付けて、「ヌー豚ヤッホー!」と言いながら舞台に出ました。

©︎山元茂樹/文藝春秋

 もう、お客さん全員がキョトン? ですよね(笑)。私たちもそこで一切説明できないままバイバイするっていう、幻の営業がありました。

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