「あれが国際試合ですよ。予想外の展開が起こりうるんです。(大谷)翔平だって、あの試合は無安打でしたからね。それに大会前はみんな順位予想したがるじゃないですか? 僕は見ていてオーストラリアは全然格下じゃないと思いました。普通に強いじゃん!って。吉田選手の逆転2ランが出なかったら負けていた。最後までなにが起こるかわからないのが国際大会です」

いまの選手は羨ましい

――WBCという舞台で戦う難しさはどのようなものがありますか。

「1試合でも落としたら終わりという状況で普段対戦しない投手と対峙する。技術的にアジャストしていく難しさもありますが、やはりプレッシャーのかかり方が半端じゃないです。三振1個取ったら大歓声に沸くし、エラーをしたらブーイング。極限状態であれは精神的に狂いますよ。けど、いまの選手は羨ましいです。僕らのときはまだメジャー組もそんなに来ていませんでしたから。そんなスター軍団を一気に見られるファンの方たちも羨ましい。次の大会に翔平や鈴木選手がいるとは限りませんから。僕は引退していますから1人のファンとして声援を送ります」

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©文藝春秋

 中田からの熱いエールを胸に侍ジャパンは3月15日(日本時間)、準々決勝でベネズエラと対戦する。

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