直後は何も考えられなかった母親だが、時間がたつにつれて「トモコはなぜ死ななければならなかったのか」という思いがふくらんでいったという。

「ずっと体の震えが止まらず、四十九日の法要の段取りが決まる頃までは何も考えることができませんでした。その頃からやっとトモコが飛び降りた原因やいじめのことを考えられるようになってきたのですが、学校からは亡くなった日以降は特に連絡もありませんでした。おかしいと思い大阪弁護士会に相談すると『まずは何にしても事実を調査してもらうこと』と言われました」

トモコさんから母親に宛てられた手紙

 母親は堺市の教育委員会に対し、トモコさんの死にはいじめが関わっている可能性が高いことを伝え、何があったのかを調査してほしいと伝えた。いじめが背景にある不登校や自殺は「いじめ重大事態」とされ、学校か教育委員会が調査することになる。

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「いじめと自殺は結びつけられない」という回答に母親は…

 その後、教育委員会は調査委員会を設置して調査を行った。しかしいじめと不登校の因果関係は認められたものの、自殺との因果関係は認められなかった。

報告書ではいじめの詳細が黒塗りにされ、状況を把握することもできなかった

「いじめがあったことと、不登校との関係を認められました。しかし、自殺との関係は調べていませんでした。私としては、トモコが自殺した後だったので、調べてくれると思っていました。そのため、追加調査をお願いしたのです。すると、いじめから時間が経っている、ということで結びつけられないというのです。そんなことありますか? 何に苦しんでいたのか本当のところを知りたい。それで、怖くて見ないようにしていたスマートフォンの中を見ることにしたんです」

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