親戚、同級生、教師からの心ない言葉
――容姿のことで、周りの人から何か言われることはありましたか?
あみ 小学生のとき、親戚のおばさんから「ひじき食べろ、わかめ食べろ」「黒い粉を頭に振った方がいい」「生理が来たら生えてくるんじゃない?」とか、いろいろ言われました。
「カツラはかぶらないの?」と言われたこともあって。最悪ですよね。会うたびに頭のことを言ってくるから、その人が家に来ても会わないようにしてました。
5年くらい前に祖母が亡くなってお葬式に行ったときにも、「あの子、誰だったっけ」「あの頭の子だよ」って話してるのが聞こえてきて。無視しましたけど、「まだそんなこと言ってるのか」と思って本当に嫌な気持ちになりました。
――学校で何か言われるようなことは?
あみ 小学校のとき、ロングヘアの可愛い女の子が、綺麗な髪を撫でながら「頭が涼しくていいね」と言ってきました。
小学校高学年のときには、クラスの男子2人が、なぜか急に私の髪の毛のことをバカにし始めて。最初に1人が言い始めて、もう1人はかばってくれていたのに、途中から一緒になって私を攻撃し始めたんです。授業中に、私のことを「ハゲ」と揶揄する替え歌を歌われたこともあります。
――先生は止めなかったのですか?
あみ 先生は、笑いながら「もう、やめなさい」と軽く注意するだけでした。あの先生のことは、一生許さないです。
――それはひどいですね。
あみ ほかにも、先生の言葉で忘れられない出来事があって。小2のときの先生に、「あんた、頑張って生きるんやで」と涙ながらに言われたことがあるんです。それも傷つきました。私が死ぬわけでもないのに。
――そういった辛い出来事を、ご両親に相談することはありましたか。
あみ 一切しなかったです。やっぱり心配かけちゃうかなと思って。「学校どう?」って聞かれても、適当にへらへら笑って流していました。
家に帰れば、そこは私の素でいられる場所ですし、家族はみんな私の味方だと思えたので、外での辛いことは言わないようにしていたんです。

