ルーキー投手に「それでもプロか!」

「キャンプイン直前、代走や守備固めで重用していた羽月隆太郎(25)が指定薬物のエトミデートを使用した医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕されたこともあり、キャンプ初日から新井監督はピリピリムードだった。

 それ以降も、秋山翔吾外野手(37)がインフルエンザでキャンプを離脱すると『アイツは何やってるんだ』と叱り、オープン戦初戦で先発したドラフト2位ルーキー・齊藤(たい)()投手(22)が2イニング3失点を喫した際には『それでもプロか!』と激怒しました」(球団OB)

 あまりの豹変ぶりが恐れられ、選手はおろか、スタッフからもこんな声が漏れたという。

ADVERTISEMENT

「監督は人が変わった……」

©文藝春秋

かつての仲間にクビを宣告できるか

 かつての仲間たちも球団を去りつつある。昨年末には、現役時代の16年から18年にかけてともにリーグ三連覇を成し遂げた松山竜平外野手(40)が新天地を求めてオイシックス新潟に入団。今年1月には田中広輔内野手(36)が引退を発表した。そんな中、今年はさらに難しい役回りが待ち受ける。

「調子が上がらない秋山や菊池涼介内野手(36)も引退がちらつき始める年齢。球団から彼らの処遇を任されている新井監督は、ベテランでも贔屓せず若手と横一線でふるいにかけ、クビにするかどうかを決断しなければなりません。自身の立場の危うさに加え、かつての仲間の去就を決めなければならないのもツラいはずです」(前出・OB)

 鬼と化した新井監督は、鯉を滝登りに導けるのか。

次のページ 写真ページはこちら