朝ドラは「クレイジースケジュール(笑)」

3月24日放送の場面写真。不調を抱えるヘブンは、自分が死んだ後のことを語りはじめ……。©NHK

――ところで、ご両親は日本の国民的俳優になったトミーさんのことをどう思っていらっしゃる?

 びっくりしてます。そして、応援してくれてます。

(英語で)僕が子どもの頃から「俳優になりたい」ってずっと言っていたのを知ってるから、すごく喜んでくれていて。思えば、「勉強しなさい」と強く言われたことは一度もないんです。“安定”よりも、「自分の道を行きなさい」って。本当にありがたい両親です。

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――しかし、朝ドラって、イギリスの現場とは相当違いませんか?

撮影の感じは一緒だけど、労働時間の長さに驚きました。クレイジースケジュール(笑)。

(英語で)だから、1年間ずっと走ってきて、最後のほうはもう本当に、中身が空っぽというか。エネルギーが完全に尽きました。だいたい、イギリスでは夕飯を食べてからさらに3時間仕事に戻るなんて、あまりないんです。基本は朝8時から夕方5時。夕飯を食べたら帰る。でも日本は、夕飯のあとに「もう一回いきます」(笑)。

――それを日本語で「残業」と言います(笑)。

 アリエナイ!(笑)。

縁側で美しい夕陽を眺めながら、静かに語り合う二人。トミーさんは『週刊文春WOMAN 2026春号』で「死ぬ前のトキと二人のシーン、涙止まらなかった」と明かした。©NHK

――よく、朝ドラのヒロインは相手役の方と助け合って、ハードな撮影を乗り越えると聞きます。髙石あかりさんとはどうでしたか?

 助け合った。あかりさんがいなかったら、ジゴク(笑)。ずっと僕のたどたどしい日本語に付き合ってくれて。あかりさんは誰よりも働かないといけないのに。僕は毎日「ジゴク!」って言うけど、あかりさんは1回も言わなかった。すごい人。

◆ ◆ ◆

「僕のヘブンは、あかりのおかげ。本当に夫婦みたい」。インタビュー中、トミーさんからはこんな言葉も飛び出しました。さらにご本人が感動した髙石さんの"涙一滴シーン"秘話まで、「ばけばけ」の裏側が語り尽くされた記事全文は『週刊文春WOMAN 2026春号』で読むことができます。

写真:佐藤亘

Tommy Bastow
1991年イギリス生まれ。2008年、『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日』でメジャー映画に初出演。18年よりアメリカに進出。24年、エミー賞受賞ドラマ「SHOGUN将軍」のマルティン・アルヴィト司祭役で注目される。

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連続テレビ小説「ばけばけ」
明治時代に来日し、日本に帰化したギリシャ生まれのイギリス人英文学者・作家の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とその妻、セツをモデルにした物語。ヒロインは、松江の没落士族のひとり娘で怪談好きの松野トキ(髙石あかり)。松江に赴任した英語教師レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)と出会い、人生が変わっていく。
【NHK総合 毎週月~土曜 午前8時ほか。3月28日(土)まで放送 ※土日は一週間の振り返り】

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