お酒もカフェインも嗜好品。たしなむ程度がベストです。「カフェイン入りのお酒は1杯まで」と決めるなど、両方を一緒に摂りすぎないように意識しましょう。
お酒を飲む習慣について「休肝日を設けましょうね」という注意はよく聞くと思います。
厚生労働省は2024年に「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を発表しました。この中に「一週間のうち、飲酒をしない日を設ける(毎日飲み続けるといった継続しての飲酒を避ける)」という留意があります。飲酒の習慣はアルコールへの耐性を強めます。飲酒量が増えれば、依存や中毒にならないとも限りません。
公益社団法人アルコール健康医学協会では具体的に「週に2日は肝臓を休める」ことを勧めています。またポイントは週5日の飲酒の後に2日続けて休むのではなく、2~3日飲んだら1日休むということ。こまめな休肝日が体への負担を和らげ、依存症を防ぐことにつながります。
カフェインは「1週間で耐性がつく」
これはカフェインにも応用ができると思います。
アメリカのある研究チームが行った実験には、カフェインの耐性について興味深い結果が挙げられています。実験では、健康な成人男性12人に1日3回400mgのカフェインを摂ってもらいました。すると酸素消費量が上がり、代謝機能が向上したそうです。
(M.H.Bonnet,D.L.Arand.(1992).Caffeine use as a model of acute and chronic insomnia.Sleep,15(6),526-536.)
と、ここまでは前段です。興味深いのは、実験を続ける中で「カフェインによる代謝機能の増加が小さくなった」ということです。カフェインの耐性がついたのですね、それも1週間で。
コーヒーを毎日飲み続ける実験です。「そんな量では耐性もつくだろうなあ」と思わないでもありませんが、それにしても「1週間で耐性がつく」とは見逃せないポイントでしょう。個人差はあっても、思うよりもすぐにカフェインの効果が発揮されなくなる可能性があります。耐性をつけないことは、摂取量の増加を防ぐ第一原則のようなもの。そこで「休肝日」です。カフェインと仕事が結びついている場合は、平日は毎日飲んでいるかもしれません。ならば、たとえば「水曜と、土曜はカフェインレスに変える」と決めてみる。カフェイン習慣を見直してみてください。