野球コラムの書き方を楽しく学ぶ「文春野球学校」のメンバーが、ほとばしる野球愛で執筆した「偏愛選手名鑑」の2026年版です。通常の野球名鑑には載っていない情報と情熱をお楽しみください!

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[はじめに]
相川新監督の就任で、もう、夢見るチームじゃいられない。監督交代のたびにふりだしに戻っていたチームは過去の話。選手と共に戦う文春野球仕込みの8人が交差する冷静と情熱で語る決定版。0から始まり99へと続くストーリー、星の数ほどのポジティブサプライズをご覧あれ。ほら、優勝は夢じゃない。すぐ、そこにある──
(ベイスターズ執筆チーム監督:千田一朗)

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【監督】

81  相川 亮二  (あいかわ りょうじ)  1976年7月11日生まれ
今季より就任
背番号80から81へ。継承と進化でチームをひとつにするリョウジさん。ホームベースを守り抜いた胆力と鍛え続けた筋力は"WIN IT ALL"のためにある。激突上等の信念で勝利の2文字は絶対に放さない。 (千)

撮影:文春野球学校

【投手】

0  J.デュプランティエ  (ジョン・デュプランティエ)  1994年7月11日生まれ
阪神から移籍
「ぼちぼちいこか」などの関西弁を操り虎ファンに愛された昨季6勝、防御率1.39の右腕が、来日2年目にして驚きのリーグ内移籍。本当に来てくれるかハラハラさせるところまで、ウチでは初年度から活躍のフラグ。 (ミリ)

11  東 克樹  (あずま かつき)  1995年11月29日生まれ
3年連続13勝以上。真のエースへまた一段歩みを進めた昨季は、恐怖の9番「トルピード東」としても勝利へ貢献した。肝の据わった投球同様、開幕前の通算成績「120試合で60勝30敗」の30歳。割り切り良し! (県知事)

12  竹田 祐  (たけだ ゆう)  1999年7月5日生まれ
シーズン序盤は打球を胸に受けた影響などもあり不調で二軍調整が続いた。夏場急遽呼ばれたバンテリンドームで好投し、そのままビジター無敗の4勝をあげる。同じ明治大出身の入江先輩が大好きで自主トレも共にした。 (さくたま)

13  伊勢 大夢  (いせ ひろむ)  1998年3月7日生まれ
昨季はウィック、入江が負傷離脱する中、守護神を務めた時期も。同期の蝦名・坂本両選手と97年会を名古屋で開催、名古屋コーチンを食べながら仲を深めた。ハマスタ登場時のリボンビジョンは伊勢エビと白い犬。 (さくたま)

14  石田 健大  (いしだ けんた)  1993年3月1日生まれ
プロ11年目で迎えた昨季、左肩の故障により初めて一軍登板なしに終わり悔しい思いを嚙み締めた。「まだ石田健大います」とアピールしたいとコメント。今年は復活を期待。開幕投手じゃなくってもいいんだから。 (さくたま)

15  島田 舜也  (しまだ しゅんや)  2003年4月30日生まれ
東洋大からドラフト2位
「荒波翔に憧れ、球場でヤスアキジャンプしていた、家族揃ってのベイファン」という相思相ベイ戸塚っ子。スケール大きな右腕が自ら付けた異名は「ハマのモアイ」。煌めくフィールドで、いいスタート(う)切ろうぜ! (県知事)

16  大貫 晋一  (おおぬき しんいち)  1994年2月3日生まれ
激似と評判の「くらげ」杉昇との対面から始まった2025年は、序盤好調も肩の故障で7月に離脱。手術明けで実戦復帰は開幕前後の予定だが焦らず復帰してほしい。折れても腐らずまた生える、それが豆苗なのだから。 (二二本)

18  小園 健太  (こぞの けんた)  2003年4月9日生まれ
昨季悲願のプロ初勝利を果たすも、その後一軍登板は途絶えてしまった。同シーズン終盤には右肩のコンディションを崩し、春季キャンプもリハビリ組で過ごした。一番もどかしいのは本人のはず。横浜の18番は小園。 (鯖)

19  山﨑 康晃  (やまさき やすあき)  1992年10月2日生まれ
グラブを贈り続ける少年少女たちに「球場でしか聴けない音を聴いてほしい」と球場観戦を呼びかけた。ヤスアキジャンプは2年後50周年を迎えるハマスタの歴史。つないでいこう、山﨑康晃の漢気を。ヤ・ス・ア・キ! (千)

20  坂本 裕哉  (さかもと ゆうや)  1997年7月28日生まれ
左腕王国時代も今は昔。現チームでは貴重な中継ぎ左投手として勝利を引き寄せる。12月に結婚、気が付けばプロ7年目。今年引退を発表した幼稚園の先輩、三嶋一輝の分までブルペンをクールに熱く引っ張ってほしい。 (ミリ)

22  入江 大生  (いりえ たいせい)  1998年8月26日生まれ
597日ぶりに一軍復帰して22セーブも7月の右上腕の神経障害以降は苦心の投球。その経験も活かして今年は先発転向、夏の甲子園3連発の打撃にも期待だが、本人は小学生の時からずっと投手にこだわってきた。 (ガロン)

24  吉野 光樹  (よしの てるき)  1998年7月19日生まれ
奪三振力が高いので、突如崩れることなくコントロールが安定すれば、大活躍間違いない。館山昌平氏にも「今年いい経験ができると面白いと思う。キーマンになるのでは? 」と期待された。プロ4年目の今季が正念場。 (さくたま)

27  藤浪 晋太郎  (ふじなみ しんたろう)  1994年4月12日生まれ
復帰はしたが復活はまだだ。米国で完結した晋太郎物語、シーズン2の幕が開く。高校の後輩松尾とともに甲子園で勝った時、浪速のダルビッシュはハマのFUJIに進化する。ローテ入りのチャンス、逃しちゃいけない。 (千)

30  篠木 健太郎  (しのぎ けんたろう)  2002年5月7日生まれ
1年目の昨季は3試合に登板、初ホールドも記録。今季2月の練習試合では3回をパーフェクトに抑える幸先の良いスタート。マウンド上での気迫溢れる雄叫びと、普段のおっとり口調との落差が全国に知られる日は近い。 (ミリ)

33  武田 陸玖  (たけだ りく)  2005年6月6日生まれ
ハマの二刀流として注目されていたが昨季途中に断念、投手一本に絞る。「たくさん考え、投手として戦いたいと強く思い決断しました」。挑んだ一軍初登板では同点打を許すも裏の攻撃で援護を得て初白星を手にした。 (さくたま)

35  橋本 達弥  (はしもと たつや)  2000年7月18日生まれ
ベイには珍しい慶応大出身。爽やかな風貌の持ち主だが入学前に国指定難病IgA腎症を発症、プロ入り後は右肩神経剥離を起こすなど苦難を経験。どちらも克服した右腕のガッツは優勝への欠かせないピースになるはず! (MAYUKA)

38  松本 凌人  (まつもと りょうと)  2001年12月5日生まれ
今季から背番号を、兄貴分として慕っていた森唯斗(昨季引退)がつけていた38に変更。本人のインスタを覗けば、「ゆいと」と名前をつけてまとめられた、大量の森唯斗画像が。慕っているレベルが想像以上だった。 (鯖)

39  若松 尚輝  (わかまつ なおき)  2000年5月10日生まれ
今季は先発に転向の予定。自主トレでは「チーム森原」に参加し、引退した三嶋一輝からも「伸びしろがほかの選手に比べてすごくある」と太鼓判を押されている。先輩たちからの𠮟咤激励を追い風にローテ入りを! (鯖)

41  佐々木 千隼  (ささき ちはや)  1994年6月8日生まれ
昨年のCSファイナルステージ第2戦でのサヨナラ被弾について「チームに迷惑をかけてしまったことを絶対に忘れないで投げたい」と本人は言う。しかしファンの信頼は揺らいでいないはず。今年も頼りにさせてほしい。 (鯖)

42  A.コックス  (オースティン・コックス)  1997年3月28日生まれ
ブレーブスから新加入
身長193㎝の長身左腕。最速155㎞/hといわれる速球と高い奪三振力が魅力。リリーフ適性もあるがベイでは先発として期待。あのオースティンさんと、あのコックスさんが頭に浮かび、怪我しないか少し心配。 (さくたま)

43  深沢 鳳介  (ふかざわ おうすけ)  2003年11月5日生まれ
今季支配下登録復帰
「1日が一生」を銘じた忍耐の時間を経て、#43が戻ってきた。新人の頃とは違う緊張感で、自分を信じた2年間の成果が問われるはずだ。鳳介の鳳はフェニックス、静かに鍛えた翼を広げ、ハマスタの空へ舞い上がれ。 (千)

45  森原 康平  (もりはら こうへい)  1991年12月26日生まれ
ピンチの場面で現れる微笑みのヒーロー。昨年は右肩の怪我で苦しんだが、夏に一軍復帰するや7月と9月は防御率0.00とセットアッパーとして完璧な抑えっぷりを見せた。勝ちゃえんよ、の一言で場をととのわせる。 (MAYUKA)

46  坂口 翔颯  (さかぐち かすが)  2002年9月12日生まれ
ルーキーイヤーをじっくりリハビリに費やし、いよいよ今季ベールを脱ぐ。TJ手術からの回復具合に注目が集まるが、昨秋の時点でファンフェスで『倍倍FIGHT!』をしっかり踊れていたのでたぶん状態はバッチリ。 (二二本)

47  片山 皓心  (かたやま ひろみ)  1998年10月31日生まれ
Hondaからドラフト4位
社会人時代に2度の手術を乗り越え、5年目にしてやっと掴んだプロの道。新入団選手発表会では、ドラフト会議後にチームメイトに見せたという郷ひろみのモノマネを無茶振りされたが堂々と披露した。趣味は遊戯王。 (さくたま)

49  J.ルイーズ  (ホセ・ルイーズ)  1994年10月21日生まれ
レンジャーズ傘下から新加入
ベネズエラ出身。捕手でMLBに入り投手に転向して282試合を経験。160km/h超の直球に140km/h付近のカーブとチェンジアップ、150km/hのシンカーと多彩な高速球種は楽しみすぎ。守護神候補。 (MAYUKA)

53  中川 颯  (なかがわ はやて)  1998年10月10日生まれ
昨季は防御率1点台、通算打率は3割到達。投げる化石と自称する一発のあるサブマリン。オフは革職人の仕事を投げうって、豪州へ武者修行。リーグ最後の二刀流シーズンを、颯は投げて打っての職人技でフル稼働。 (千)

54  石田 裕太郎  (いしだ ゆうたろう)  2002年1月22日生まれ
いちファンからプロの道へと夢を叶え、「初登板時、前(捕手)も後ろ(守備)もベンチもベイスターズで感動した」と柔和な笑顔で語る。マウンドでは柔和から一変し、ピンチの場面でも動揺を見せず立ち向かっていく。 (さくたま)

59  平良 拳太郎  (たいら けんたろう)  1995年7月12日生まれ
昨季は12試合に登板、「物足りないシーズンだった」と語った。二軍調整時には「投げ方がわからなくなったりした」ことも。今年は規定投球回投げること、そして2桁勝利をあげることを目標に。沖縄そばと猫が好き。 (さくたま)

62  S.レイノルズ  (ショーン・レイノルズ)  1998年4月19日生まれ
パドレスから新加入
外野手からの投手転向が話題だが、実は高校時代に92マイルを記録している。三振を獲られる側から獲る側にまわってからは、プロセスを重視するメンタルで一球に集中しているという。見習おう。何気に98年の世代。 (ガロン)

64  中川 虎大  (なかがわ こお)  1999年10月2日生まれ
昨季の最終戦では退団を発表した三嶋の登場曲と三嶋から譲られたグラブを使用して登板。登場曲は継承することに。オフに放映されたTVの的抜きで0枚の結果に「次の人投げやすくなりましたね~」と苦笑いで話した。 (さくたま)

65  宮城 滝太  (みやぎ だいた)  2000年7月15日生まれ
育成での努力が華麗に開花した右腕。昨年はフォークの被打率.096という低さと、カーブ多投率No.1で憧れのNHK・BS『球辞苑』に出演した。モイネロカーブを習得してアップグレードを目指す熱き沖縄人だ。 (MAYUKA)

68  岩田 将貴  (いわた まさき)  1998年6月16日生まれ
高2の夏に一発を浴びた浜地と、福岡の成人式でのツーショットの縁がプロ入り後も続く。打者が悶絶するスライダーは彼へのエール。お立ち台で再びのツーショットはきっと胸熱。98世代の新たな伝説が始まった。 (千)

92  堀岡 隼人  (ほりおか はやと)  1998年9月11日生まれ
昨年は自身キャリアハイとなる13試合に登板。まだ通年での活躍がないことから、今季は50試合登板と守護神の座を目標にあげた。寒さ増す11月中の秋季練習にノースリーブで張り切って練習していたのが印象的。 (さくたま)

98  H.マルセリーノ  (ハンセル・マルセリーノ)  2002年6月16日生まれ
タトゥーに金ネックレス、シュッとした風貌。今年の来日時写真を見てラッパーかと思った。その実、振る舞いに気を配る真摯さも◎。YOUはKアリーナ横浜でライブしに日本へ? いえハマスタで腕を振る為に日本へ! (鯖)

Let’s Go!  撮影:とっとこハマ太郎/文春野球学校