昭和史研究者の保阪正康氏は、およそ5年にわたって日本の近現代が歩んだ150年を再検証する連載「日本の地下水脈」の執筆を続けてきました。今回は連載から、特に選りすぐりの記事を紹介します。 ※有料会員の方は、全60本を読むことができます。[全7記事]

疫病とファシズムの足音〈第1回〉

明治以降の近現代史を振り返ると、日本という国家が形成される過程において、疫病との戦いがきわめて重要な意味を持っていたことがわかります。ひとつ注目すべきは、疫病に対して人類が… 2020/07/01

国家主義者たちの群像〈第8回〉

明治維新から50年余が過ぎた大正中期、日本社会は曲がり角に直面していた。第1次世界大戦で日本は戦勝国となり、国際連盟の常任理事国として列強の一角に加わった。だが、国内では富国強兵政策の… 

議会政治の誕生と死〈第18回〉

(2021年)10月31日に投開票がおこなわれた第49回衆議院選挙は、戦後3番目に低い投票率(55.93%)となった。選挙前の4年間、公文書の改ざんや政治とカネの問題など、スキャンダルが相次いだが… 

日本が見誤った米国の軍事哲学〈第27回〉

結局のところ、安倍時代の安全保障政策とは「アメリカ頼み」でしかなかったのである。しかも皮肉なことに、日本はアメリカ頼みでありながら、明治維新から現在に至るまで、アメリカの軍事哲学から… 

保守政治を侮辱した自民党裏金問題〈第39回〉

保守政治が蹂躪(じゅうりん)されている。日本の民主主義が侮辱されつつあると言ってもいい。言うまでもなく、自民党の派閥のパーティ券をめぐる裏金問題である。岸田文雄首相は、疑惑の中心にいる… 

石橋湛山と歴代首相の通信簿〈第43回〉

1885(明治18)年、内閣制度創設を推し進めた伊藤博文が初代首相となってから、現在の岸田内閣に至るまで、64人の首相が誕生している。国家の舵取りをしてきた首相に対しては… 

大衆よ、ファシズムに呑まれるな〈最終回〉

いまの日本社会を見据えると、乱世に入ったかのような様相が眼前に広がっている。それは転換期であるとの意味にもなるし、漸次の変革が始まるときであるとも言える。一方で戦前からの地下水脈が… 

文藝春秋

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疫病とファシズムの足音