「喋りの仕事は体力勝負」と語り、71歳になった今も圧倒的なエネルギーで第一線を走り続けるフリーアナウンサーの古舘伊知郎氏。その若さとモチベーションの源泉は、実は「モテたい」「見られたい」というあられもない煩悩にあった。
ここでは同氏の著書『寝ても覚めても煩悩』(小学館集英社プロダクション)の一部を抜粋し、自らを「欲まみれのスケベ野郎」と称する氏の、ユーモアと狂気にあふれる“若さの秘訣”を紹介する。
◆◆◆
古舘さんは71歳とは思えないほどに元気そうですが、若さを保つために気をつけていることはありますか?
また、どのようにして健康へのモチベーションを維持していますか?
参考にさせてもらいます。(PN.とらお/60代男性)
【古舘】
ずばり、「古舘伊知郎」という人間をメディアにさらし続けること!
とにかく見られたい。
モテたい。
根っからの露出狂なのです。
齢71にして煩悩まみれ
職業柄もありまして、見た目には気を配っています。
だらしなく太ってはいけないと戒め、最低限の筋トレを心がけております。(毎日ではないですが)
喋りの仕事は、とにかく体力勝負です。喉も筋肉で出来ています。
テレビ番組の収録では、立ちっぱなし、喋りっぱなしで何時間も働きます。
話すというのは、全身を使った筋肉労働です。
現場に行けば「年だから」という言い訳は、一切通用しません。
僕がライフワークにしている一人喋りの舞台『トーキングブルース』では、マイク1本で2時間以上喋り続けるので、自分で言うのも変ですが、アスリート級のエネルギーと体力が必要となります。
日々いただける、ありがたい仕事のオファーに応え、クオリティを維持するためにも筋肉の維持には、少しは努めています。
と、ここまで「喋りの仕事のため」とカッコいいことを申しましたが、本音は違います。
いつまでもモテたいからです!
仏教に深く傾倒しておりますけれど、齢71 にしてなお、反仏教的な煩悩にまみれております。
私など、欲まみれのスケベ野郎であります!
そのことをしっかり自覚しているがゆえ、欲を軽減するお作法として、仏教に強い憧れを抱いているのです。
いつまでもフルパワーで働き、なんなら若く見られたい!
そしてモテたい!
あられもない欲望をさらけ出し、皆さまのお悩み相談を、受けさせていただいています。
それも私なりの、誠実な姿勢であります。
スケベ野郎だとご了解のうえ、引き続きお付き合いください。
