――居心地は良かった?
キマノー 僕が最年少だったこともあってか、みんな優しかったですね。学校とか家のことは誰も聞いてこなかったし、僕も聞かなかった。家や学校よりはかなり居場所感があったと思います。
――学校や家とは違う自分でいられた。
キマノー 一度、師匠が「世の中めちゃくちゃにしようぜ」って言い出して、自作の“爆弾”を作ったこともあります。当時は2ちゃんねるとかでアングラが流行っていて、それを見ながらドラム缶に卵とかガソリンを混ぜました。「せーの」で貯水池に投げたら、導火線の火がパーンと炸裂して。暗闇の中、火花が弧を描いて落ちていく様は今でも忘れませんね。
――危ないですね……。リーダーだった女子大生の師匠はどんな人だったのでしょう?
キマノー 人の感情を扱うのがうまい、という印象でした。僕が小学校の卒業文集に過去に受けたいじめのことを書いたら担任に見つかって反省文を2時間書かされたあげく、“提出用”に卒業文集も書きなおさせられたことがありました。
師匠にそれを話したら、「じゃあ担任がブタにケツを掘られる短編を書こうぜ」って。そうやって感情のエネルギーを別の方向に切り替えるのがうまくて、何度も救われました。
「僕の初体験も師匠が相手でした」
――小学生にとって大学生はものすごく大人に見えそうです。
キマノー 僕の初体験も師匠が相手でした。師匠の部屋に遊びに行って、話してるうちに寝てしまったことがあったんですけど、ハッと気付いたら師匠が僕の上に覆い被さってこっちを見ていた。目があうとニッと笑って「あ、そういうことね」と僕もわかりました。
――何歳の時でしょう?
キマノー 僕が中学1年生だったので、いま思えば完全に犯罪ですよね。それで僕の中で性的な行動のハードルが下がって興味もあったので、ネットで知り合った女の人の家に行ったりするようになりました。中には母親と同い年の人もいたりして驚きましたけど。

