トランプのSNSトゥルース・ソーシャルでのフォロワーは、その多くがMAGAであり、このポストをさらに煽るコメントやミームが付いている。しかしトランプのポストはメディアや一般ユーザーによってX、Facebookなど他のSNSに転載される。そちらには驚きと共にトランプを激しく非難するコメントが付いている。
「トランプは正真正銘の狂った犯罪者だ」
「トランプを排除するか、さもなければ彼は文明全体を核攻撃するだろう。第三の選択肢はない。彼は病んだ邪悪な生き物だ」
MAGAインフルエンサーを攻撃
4月9日、トランプはポッドキャストでトランプ批判を繰り広げたMAGA/極右のインフルエンサー4人を攻撃する長文をポストした。4人を「低IQ」「負け犬(losers)」と罵り、「あいつらが電話をかけてきても、オレは世界情勢や国内情勢で忙しすぎるから折り返し電話をしない」とし、最後を「合衆国は今や世界で最も“ホットな”国だからだ!」で締めている。
トランプが名指しした4人(タッカー・カールソン、メーガン・ケリー、キャンディス・オーウェンズ、アレックス・ジョーンズ)は、いずれも極端な保守思想を喧伝し、MAGA有権者の反リベラル、反民主党の勢いを煽ってきた者たちだ。その4人との縁を断ち切ったのは、トランプにとって痛手にしかならない。
ちなみに「IQ」はトランプが他者を攻撃する際に、もっともよく使う言葉だ。トランプは大統領第1期(2017~2021)のはるか以前、2013年に「オレのIQは最高レベルだ」ともツイート(現X)している。トランプがIQにこれほどこだわる理由は今も不明だ。
トランプが使う罵倒語は他にもある。昨年末、政府はミネソタ州にICE(移民関税執行局)を大量に送り込み、暴力的な移民拘束を繰り返した。それに抗議した同州のティム・ウォルツ知事を、トランプは「retarded」と呼んだ。この言葉は、本来は知的障害を指し、そこからバカ、マヌケの意味で使われてきた経緯があるが、今では使ってはならない言葉となっている。それを大統領が、自分に異を唱える知事に向かって使ったのだった。トランプによる使用が理由であるかは不明だが、今、若者の間で再びこの言葉が流行りつつある。
